AUTUMN STYLE IN NY.

AUTUMN STYLE IN NY.

ニューヨーカーに学ぶ
秋のアウタースタイル。

この秋のスタイルについて考えたときに、鍵になるのはやっぱりアウターではないだろうか?
ファッションがいちばん楽しくなる季節を前に、お手本となる着こなしや、トレンドのアイテムをチェックしておきましょう。
今回はNYで暮らすトレンドセッターたちに、自身のスタイルに合わせて、さまざまなアウターをコーディネートしてもらいました。
さらに、NYのことや東京の印象などについても話を聞いてみました。

Photo_Omi Tanaka
Styling_ Lisa Sato (BE NATURAL)
Hair_ Takayoshi Tsukisawa
Make-up_ Akiko Owada
Text_Momoko Ikeda

01
Fish Tail Coat
Eugene Tong
ユージン・トン
コンサルタント

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

いつだってNYのエネルギーには魅了されている。決して眠らない街なんだ。ハッスルしないといけないというメンタリティもいいし、最もインスピレーションに溢れている街だと思うね。

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

実用性だね。生活でちゃんと活きる服。だから僕はいつもスニーカーなんだ。トレンディである必要はなくて、きちんと作られていることが重要。クラシックなものはその点でもいいし、色味については白、黒、グレーが多いね。旅をすることも多いからパッキングしやすく、マッチしやすい色使いが僕の定番だね。

あなたにとって、東京の印象は何?

NYと同じくらい好きな街だね。仕事上、スタイルの点で最も影響を受けている街でもあるし、アイテムについてもあらゆるカテゴリーでいつも最高なものを生み出していると思う。人々も素晴らしいね。ニューヨーカーと比べると控えめだけれど、お互いに尊重し合っていてユートピアみたいだと思うね。世界中がこうだったら随分と楽だろうと思うね!

02
No Collar Coat

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

NYのいいところは、毎日誰に会えるか想像もつかないところ。それくらい出会いとチャンスに満ちていると思う。それにNYには他のどの場所とも違った、素晴らしい音楽やアートシーンがある。アートが好きだったら必ず訪れるべき場所だと思うわ!

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

私は明るい色やプリントが大好き。シンプルな装いにカラーを取り入れて色味をポップアップさせるのも好き。あとこの街で生きてくには丈夫なシューズも必須ね!

あなたにとって、東京の印象は何?

東京は本当に美しい街だと思う。もっと頻繁に行けたらいいのにと思うほど! 街には細かいところまで気が配られていて、完璧主義なスタイルは素晴らしいと思うわ。

03
Quilting Jacket
Jeff Carvalho
ジェフ・カーヴァルフォ
Highsnobiety エグゼクティブエディター

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

僕は36歳でNYに引っ越したんだ。NYに仕事を求めてくる人もいるけれど、僕の場合は仕事はすでにあってそれを拡大するためにNYに来た。ついこの前までHighsnobietyは小さなオフィスだったけれどこうして拡大することができたのはNYだからこそ。ブレイクスルーするのは難しい街ではあるけれど、一度抜けるとその先はとてもエキサイティングなことが待っている。NYで成功すればどこでだって通用する。多様性があることもいいなと思うし、毎日冒険できる環境なのが魅力だね。

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

Highsnobietyはトレンドが優先で常に新しいものを求めている。だからこそなおさら自分のスタイルはそういったものからちょっと離れたシンプルでスタンダードなところに到達した気がしている。シンプルなデニムやシャツだけれど、少しツイストが効いたものが好きだね。シンプルな白Tも素材が重めの生地だったり。クラシックでストーリーがあるものも好きだね。

あなたにとって、東京の印象は何?

一度しか行ったことがないんだ。2009年だったと思うんだけど、友達といた1週間を経てからは2週間一人で過ごして自分なりに街を見ることができた。モノづくりに対して真摯な姿勢があることはいつも日本に対して素晴らしいと思う点だね。他の国で生まれたものも日本人の手にかかると特別なものになる。デニムがそのいい例でアメリカで生まれたものだけれど日本人は進化させたよね。

04
Fake Fur Hooded Blouson
Alexandria Tarver
アレキサンドリア・ターヴァー
アーティスト

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

私はNYに移り住んでもう10年。NYのカルチャーに惹かれて、テキサスから移住したの。NYはいつも何かやるべきことがあるし、楽しめる場所もある。とてもクレイジーで、楽しい人たちもたくさんいるの! 毎年、年を重ねるごとに私は街の変化と歴史にさらに愛着を感じている。他の場所に住むなんて想像もできないほどにここはエキサイティング!

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

ポケットかな! 笑 他には、色々な場面で着ることのできる服が大好き。仕事でもディナーでも、アートのオープニングやパーティーでも着られるような、そういう服。NYでは、服の機能性がキーになると思う。バックパックと、快適な靴は欠かせないわね。

あなたにとって、東京の印象は何?

まだ訪れたことがないの。でも、NYCみたいなワイルドな場所なんじゃないかなって想像しているわ。今私には考えもつかないようなものを見つけたり、楽しめたりできそうな場所なんじゃないかな。いつか訪れて、文章を書いたり、ファッション、美味しい食べ物を食べに行ったりしてみたいな!

05
Camouflage MA-1
Marcus Paul
マーカス・ポール
クリエイティブコンサルタント

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

NY生まれNY育ちの僕はずっとこの街の変化を見てきているよ。かつてはとてもラフな街だったのが今は随分と綺麗になったり、こういう変化と進化し続ける点こそがNYのチャーミングなところだね。いつも何かが起こっていて24時間眠らない街。そして人種のるつぼで色々な人がいるのもいいね。

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

シーズンを超えて心地よさはもちろん大事なことだ。僕の場合、ある日はスーツをきて、また別の日はジーンズとスニーカー、という風にコンスタントにスタイルは変わるけれど、それもすべて気分次第だね。色やディテールも重要な要素。でも最終的に自分のスタイルを見つけたとしたら、ユニフォームのようにそれを着続けることになるだろうね。機能的だけれどディナーやパーティーにも行けるようなスタイルを見つけ出せたら、それがベストだね。

あなたにとって、東京の印象は何?

深くものごとを掘り下げている日本のカルチャーは大好きだね。まさにマスターという感じだね。一度面と向かって会わないと仕事を一緒にしない会社があったり、そういう慎重な面もリスペクトするね。まだ行ったことがないからぜひ実際に体験したいね。日本の友達たちからも自分にないものを教えてもらっていると思うしね。

06
Bal Collar Coat
Nick Wooster
ニック・ウースター
フリーランスエージェント

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

アメリカ人でNYに気軽に住めることはとてもラッキーなことだと思う。NYは最もインターナショナルな街のトップ5に入るね。香港、ロンドン、NY、東京、あとはメキシコシティがその5つかな。世界中のものが交わる街で、ここにいれば世界中に散りばめられたあらゆるものが手に入る。それが国際都市の魅力だね。

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

服についての知識と、チャレンジする心意気かな。完璧である必要はないし、間違いを怖れないことかな。素材やフィット感、ブランドの歴史などを知った上で、新しいアイデアにもトライする。ユーモアがあってシリアス過ぎないということが大事だね。

あなたにとって、東京の印象は何?

東京もNYと一緒で国際都市だね。でもとてもユニーク。他の国際都市と比べるととても個性がある。ダイナミックだけれど伝統もあるというその振り幅が面白いね。東京のファッションはクラフトやテクニックがあるけれど、アバンギャルドなことをするブランドもある。それはどこにもないものだと思うね。

07
Tailored Coat

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

NYの食べ物、アート、それからカルチャーが大好き! 街は多様性で溢れているわ。NYにはたくさんのチャンスと成長するには欠かせないクリエイティブなエネルギーがある。ここに住めることは本当にラッキーだと思うわ!

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

私はいつも自分自身のために服を着ている。自分自信に自信があって、快適に毎日を過ごせたら、あなたのスタイルは何より一番輝くと思う。私は高校生の頃から、服を自分なりにアレンジしてみるようになったの。自分で服を作ることもあるんだけれど、それもNYという街に住んでいるということによる影響が大きい気がするわ。

あなたにとって、東京の印象は何?

東京ってNYの進化したバージョンなんじゃないかと思ってる。とても平和で、小さいけれど、豊かなカルチャーとアートとファッションへの理解とそれに対する高い敬意があると思う。東京をルーツとした日本のカルチャーの影響は、世界的にもとても大きいと思う。いつか東京に移り住みたいわ!

08
Wrapped Coat/
Shawl Collar Coat
Left
Mobolaji Dawodu
モボラジ・ダワドゥ
GQ Style ファッションディレクター
Right
Will Welch
ウィル・ウェルチ
GQ Style 編集長

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

NYでは自分を消し去ってしまうことができるというところが好きだね。目立つこともできれば、人も多いから喧騒の中に自分をかき消してしまうこともできる。そこが居心地がよくて好きなんだ。たくさんの人に囲まれて楽しむこともできれば、匿名になって自分を消すこともできる。そこがNYのいいところだね。(モボラジ)

歳を重ねるにつれてマンハッタンが島だってことに気づくようになったね。特にオフィスが元ワールドトレードセンター付近に移動したこともあって、仕事場からの景色も川辺だし、その先に自由の女神が見えたりして。オフィスの周りは開発が進んでいてモダンだけれど、同時に美しい島でもある。最近アップステイトの方に引っ越したんだけど、シティから15マイルしか離れてないけれど自然に囲まれている。その通勤中も大都市と自然と対局の二つを感じることができるっていうのがNYの魅力だね。(ウィル)

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

心地よさが一番。僕にとっては自分が心地よくいられないようなスタイルの人はスタイリッシュとはいえないよ。服を着ることは誰にでもできるけれど、服に着られてしまってる人もたくさんいる。スタイルは服そのもののことではなく、それを通してどう自分を表現するかだね。あと、自分が好きなものをずっと変えずに着続けてるね。いつも柄モノとタートルネックを取り入れているし、デニムなら501をずっと履き続けてる。ナイジェリアで育ったので、柄は僕のカルチャーの一部なんだ。(モボラジ)

自分自身と一貫性があることが大事だね。いつだって自分らしくいたい思うね。スタイルが決まらない時って、髪型が決まらないのと同じで調子が悪いもんだよね。だからそうならないようにいつも自分らしさを貫きたい。グラフィックものやピンのようなアクセサリーを取り入れるのが好きなんだけど、ユニフォームのようなスタイルにちょっとしたディテールを光らせるのが好きなんだ。(ウィル)

あなたにとって、東京の印象は何?

東京は今まで行った中でも最も味わい深い街の一つだね。1ヶ月ほど滞在して代々木公園付近に滞在したんだけど、本当にみんなよく酔っ払ってるよね(笑)朝方まで飲み明かすのには驚いたね。でも居心地がいい街だった。それと、原宿などのポップアップショップに並ぶお客さんがいることにとても驚いた。みんなファッションにとても熱心なところも興味深かった。(モボラジ)

一度も行ったことがないんだ。ちょっと遅れを取ってしまってる気さえしてるよ。でも、東京といえばエネルギッシュでネオンライトのイメージ。あとはカラオケ! ショッピングも楽しそうだけど、周りは僕は背が高いからサイズが合うものが東京にはないと言われたりしてるよ。でも僕はそもそもそんなに買い物をしないから都合いいとさえ思ってる。雰囲気を楽しめるだけでも十分楽しめそうな場所だよね。(ウィル)

09
No Collar Coat
Sarah Richter
サラ・リヒター
博士課程学生

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

NYについてはいくらでも話せるくらい、魅力的なものに溢れていると思う。圧倒的で、生き生きしていて、本当にすべてがある街。でも、一番いいことは、私の友達たちが同じパーティーに集まって、輝いている瞬間ね。イベントが絶え間なくあって、みんなでハングアウトするには最高の街でもあると思う。

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

Ebay!笑 Ebayで買ったセカンドハンドの服のすべてが欠かせないアイテムになってる。80~90年代の〈イッセイミヤケ〉や、〈ジュンヤワタナベ・コムデギャルソン〉、それから〈ジャン=ポール・ゴルチエ〉なんかも好き。ビンテージハンティングは宝探しのようですっかり夢中になってしまうの。

あなたにとって、東京の印象は何?

この前の夏に妹と東京に行ったのだけれど、猫がテーマになっている小さなバーに行ったのがとても印象に残ってる。そこはライブエレクトリックミュージックとポエトリーがある環境で、とても非現実的な空間だった。東京はたくさんの小さなスペースが集まっていて、チャーミングなもので溢れていたわ。

10
Coach Jaket

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

NYに住む人たちがとても魅力的だと思う。道ゆく人たちを見ているだけでも飽きない魅力がある。違った人生を歩んでる人たちが一つの場所に集まってるというのがとても面白いね。

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

ベースボールキャップは僕の欠かせないアイテムだね。いつも欠かさず被っているし、常に新しいものを探してるんだ。まさに僕のシグネチャーアイテム。

あなたにとって、東京の印象は何?

去年東京を訪れたんだけれど、すぐに恋に落ちたね! 色々なことが一度に起こっている感じで、無限に何かを体験し続けることができる街だと思った。またエリアごとにダイナミックに雰囲気が変わるところもすごいと思った。1週間しかいられなかったけれど、今までで一番のお気に入りの街なんだ。

11
Mouton Jacket

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

NYにはお互いに影響し合うクリエイティブなエネルギーが溢れていて、そこには中毒性があると言ってもいいほど! 私は香港で生まれ育ったのだけれど、音楽を求めてNYに移住したの。ブルックリンベースの例えばVivian Girlsのようなインディバンドなんかも好きで、ここに来たらきっと気の合う仲間たちと会えるんじゃないかって思って。予想通り、素晴らしい仲間に会えて、いまはバンド活動に熱中してるわ!

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

着心地がよくて、リラックスできることが何よりも大事。動きやすさとか、機能性もニューヨークでは特に重要だと思う。道が舗装されてないこともあるし! でも、明るい色で遊んだり、私は今まで見たこともないようなものを身につけるのが好きだから、ミスマッチな柄の組み合わせのようなチャレンジングな着こなしにもトライしてるの。

あなたにとって、東京の印象は何?

本当にたくさん見ておくべきものや、見なくてはいけない面白いものが東京にはあると思う。少し前に訪れたことがあるんだけど、その時は新宿に泊まってみたの。カルチャーの違いにとても刺激を受けたのを覚えてる。もともと私は日本のアートや音楽が好きで、例えば1980年代のMariaというバンドや、Midori Takadaというアーティストが好き。クリエイティブな面でも、オリジナリティがあって本当に魅力に溢れていると思う。

12
Fake Fur Coat
Kristin Sandgren
クリスティン・サングレン
パターンメイカー

NYCの好きなところはどこ?
あなたにとってのNYCの魅力を教えて。

NYのエネルギーは、ここにしかないものだと思う! ここにいる色々な人種の人たちや、建築物、食べ物など、すべてが組み合わさってとてもユニークになっていると思う。毎週毎週まったく違った経験をしているような感覚なの。それくらい常に変化して、飽きる暇のない街ね。

あなたのスタイルに必要不可欠なものは何?

選んで着たものによって自分が心地よく自信が持てることが何よりも大事。私はよくスリフトショッピングに行くのだけれど、誰も持っていないような服を見つけることができるのが魅力。あとは、普通のベーシックな服と、ポップな色のものや面白いカットやシルエットの服を組み合わせるのも好きかな。

あなたにとって、東京の印象は何?

残念ながら東京にはまだ行ったことがないの。でも、想像すると、東京のカルチャーは今までで私が経験したことのないようなものになるような気がする! 私は伝統とモダンなライフスタイルの組み合わせに憧れがあるし、小さい頃から少女漫画やサンリオのかわいいキャラクターが大好きなの。東京に行くのが待ちきれないわ!