連載コラム【音楽のある風景】 Vol.47

2016.03.31

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。
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どうぞお楽しみください!

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3月の選曲は、ピースフルでファンタスティックな夢見心地の音楽紀行のように。
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終わりは始まり、春は悲喜こもごもの季節ですが、僕の場合、今年は断然“喜”がまさっていて嬉しいかぎり。
結構ハードなスケジュールですが、毎日楽しく選曲や原稿に励んでいます。

そんな慌ただしい日々のなか、先月ご紹介した、まもなくイギリスから来日DJツアーにやってくるのも楽しみな
バレアリック・レジェンド、Cantomaのベスト盤『Cantoma For Good Mellows』に続いて、
遂に新作オムニバス・セレクション『Good Mellows For Sunrise Dreaming』が完成しました。
もう「最高!」と大きな声でさけびたくなってしまうくらい、心はずむ気持ちでいっぱいです。
本当に、いよいよ「春が来た!」という感じの、幸せな気分にしてくれるコンピレイションですね。

透明感あふれる優美なメロディーに柔らかな叙情あふれるアンビエント~チルアウト・バレアリカ、
幻想的でメロウ・ドリーミンなジャジー&ダビー・ビートダウン、
爽快グルーヴィンでピースフルな至高のハウスにアフロ・スピリチュアルなオーガニック・グルーヴから
絶品のメロウ・ビーツまで、80分以上にわたって心地よく甘美な至宝がきらめく夢見心地の音楽紀行。
まどろむような陽だまりのアンビエンスに麗しのサウンドスケープ、瑞々しいオーシャン・フィールも健在で、
昨年リリースされご好評をいただいた3枚、『Good Mellows For Seaside Weekend』
『Good Mellows For Sunset Feeling』『Good Mellows For Moonlight Rendezvous』に優るとも劣らない、
この上なくファンタスティックなメロウ・チルアウト・コレクションになったと思います。

ライナーノーツで全曲を詳しく解説しているように、収録されたすべての曲を大推薦したいところですが、
ここではグルーヴィー/メロウ両面から、代表的な1曲ずつを紹介させていただきましょう。
まずグルーヴィー・サイドの象徴を挙げるとすれば、Razzy Baileyの「I Hate Hate」(Santiga Original Mix)。
これはDJプレイすると、フロアに必ずオーディエンスの笑顔の花が咲く、そして曲に合わせて大合唱してしまう、
いわゆるシンガロン(sing-along)・クラシック。
ポジティヴな高揚感と多幸感あふれる、力強いビートに優雅なストリングス、ピースフルとしか言いようのない子供コーラスの輝きには抗えません。
アメリカのカントリー歌手が残したノーザン・ソウル・タイプの奇跡のキラー・チューンを、
コペンハーゲンのヴェテラン・プロデューサーが現代的な躍動感で再構築して、
バレアリックの名門レーベルMusic For Dreamsからリリースされているので、
僕は“バレアリック・ノーザン・ソウルの最高峰”と呼んでいますが、これはもちろんFree Soulファンも絶対必聴です。

一方、メロウ・サイドを象徴するのは、コンピレイションのエンディングを飾る、Uyama Hirotoの「End Of The Road」。
今は亡きNujabesの盟友であり音楽的なパートナーだった彼は、その遺志を継ぐように誠実な活動を続け、
自身の名義でも数知れない素晴らしい音楽を生み続けていますが、
中でもこれは、もう何も言うことはない、一世一代の大名曲だと思います。
本当にただただ胸が詰まる、Nujabesの繊細な心をもとらえた、真の意味でのスピリチュアリティーが宿った感動の名作。
メロウ・ビーツという言葉は、こういう曲のためにあるのでしょう。
しかもこれまでは7インチ・レコード・オンリーのリリースだったので、世界初のCD化。
ぜひこの機会に、多くの方々に聴いていただけたら嬉しいです!

追記:
Uyama Hirotoは、英国から招くCantomaらと共に、4/24に青山・CAYで開かれる
『Good Mellows For Sunrise Dreaming』リリース記念パーティーにも出演してくれますので、こちらもぜひともお楽しみに。
遂に陽の目を見るNujabes「Child’s Attraction」のジョー・クラウゼルによるリミックスなどで、
僕のDJとのライヴ・セッションも披露してくれる予定です!



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3月の選盤

2015年にリリースされた3枚が国内から海外に至るまで大人気・大好評を博した“Good Mellows”シリーズ最新作となる、
“ピースフルな陽の光とメロウにそよぐ風、夢見心地の音楽紀行”をテーマに、
橋本徹さんが夢幻の桃源郷へと誘う至上の名作群を選び抜いたコンピレイション『Good Mellows For Sunrise Dreaming』
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“Good Mellows”シリーズの栄えある単体アーティスト・ベスト第1弾として発表された、
まもなく来日DJツアーも実現するバレアリック・メロウ・チルアウトの伝説Cantomaの全キャリアから、
橋本徹さんが心地よく叙情的で映像美あふれる傑作群を選りすぐったコンピレイション『Cantoma For Good Mellows』
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心震わせるビートと甘美なサウンドスケープ、橋本徹さんが月の輝く夜をイメージして、
天上の調べのようなメロウな心地よさとロマンティックな感情の高まりを恍惚の名トラックに託して選曲した、
至福のコンピレイション『Good Mellows For Moonlight Rendezvous』
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“Good Mellows, Good Fellows”を合言葉に、橋本徹さんが夕暮れどき特有のメロウな気分と心地よい叙情を、
美しいマジック・アワーの光景のようにシネマティックな音像に託してセレクトした、
絶品のコンピレイション『Good Mellows For Sunset Feeling』
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橋本徹さんが監修・選曲するレーベル“Suburbia Records”の第1弾として、
“Good Mellows”をテーマに海辺の週末をイメージして、波の音や鳥のさえずりも心地よいピースフルな至福の名トラックが集められた、
珠玉のコンピレイション『Good Mellows For Seaside Weekend』
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橋本徹 (SUBURBIA) 編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。 
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは290枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。 
http://apres-midi.biz http://music.usen.com/channel/d03/

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