連載コラム【音楽のある風景】 Vol.62

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2017.06.30

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。




どうぞお楽しみください!
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6月の選曲はアーバン&センシュアルに、そしてメロウ・チルアウトな夕暮れをイメージして。
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梅雨空の毎日が続き、気持ちは夏を前にちょっと足踏み、という感じですが、僕は先月のこのコラムで紹介したサラミ・ローズ・ジョー・ルイスを皮切りに、リリース・ラッシュを迎える7月に向けて、精力的に選曲や執筆に励んでいました。

今年の2月23日に惜しくも77歳でこの世を去った、ミスター・メロウネスと讃えられる偉人レオン・ウェアの追悼コンピレイション『Free Soul. the classic of Leon Ware & His Works』が、ついに完成したのはとりわけ嬉しいニュースです。
自身の作品はもちろん、マーヴィン・ゲイ/マイケル・ジャクソン/ミニー・リパートン/シリータ/クインシー・ジョーンズらの70年代の名盤から、マックスウェルを始めとする90年代以降の名コラボレイションまで、40年以上のキャリアを通じて数多くのメロウなソウル・ミュージックの立役者となったのがレオン・ウェア。
この2枚組42曲172分におよぶ(しかも¥2,500のスペシャル・プライス)CDは、貴重なシングル・オンリー曲も含む彼名義の傑作に加え、プロデュース・ワーク/フィーチャリング/カヴァーのとびきりの名品も選りすぐった、正真正銘のキャリア集大成ベスト盤です。
レオン・ウェアのアーバン&センシュアルな名作群を、スムースな音のマッサージに身を委ねるように、あるときは最高のドライヴ・ミュージックとして、あるときは絶品のベッドサイド・ミュージックとして、ご堪能いただけると思います。

そして夏と言えばやはりこれでしょう、"Good Mellows"シリーズの待望の新作となる『Good Mellows For Beautiful Lights』も、いよいよ完成しました。
今回も全13曲中11曲が世界初CD化、「美しい光」をテーマに珠玉のメロウ・バレアリカ〜チルアウト・アンビエント〜サンセット・グルーヴ〜ファンタスティック・ハウス〜ジャジー・ブレイクス〜アーバン・ビートダウンを、昼〜夕〜夜と時の流れをストーリーに80分以上にわたって紡いだ、まさに夏にジャスト・ミートな一枚です。
陽の光を感じさせるピースフルで心地よいアンビエンス、胸ときめかせるビートときらめくようなメロディーが甘美な季節を彩る、サマー・ブリージンでクールでビューティフルな至福のメロウ・チルアウト・セレクションを、ぜひじっくりと楽しんでください。
"Beautiful Lights"という選曲コンセプトを美しく視覚化してくれた、FJDによるアートワークもとても素敵です。

さらに今回は、"Good Mellows"コンピとのダブル・リリースという形で、地中海イビサ島の伝説的なサンセット・スポットCafe Del MarやCafe Mamboの歴代レジデントDJとして活躍し、バレアリック・チルアウト・シーンを牽引する英国のリヴィング・レジェンド、クリス・ココのニュー・アルバム『My Favourite Place (Before Sunset)』も登場します。
彼が愛する美しいサンセットをテーマに、活動20周年を迎え話題のCalmやフジロックにも出演した人気ユニットjan and naomiとの共演作も収められた、文句なしのキャリア最高作です(しかも日本盤にはボーナス・トラックも3曲)。
「日没の直前、海の中に太陽が沈むのがはっきりと見える場所」──そんな空間を愛し、その瞬間に生まれる感情の魔法を音楽に映すクリス・ココの美学は、"Good Mellows"が親密な兄弟関係を結ぶに相応しいと思っています。
7月にはプロモーション来日する彼と、僕は一緒にDJツアーも行いますので、その素晴らしいメロウ・チルアウトな世界観を味わいに、パーティーに遊びに来ていただけたら嬉しいです!

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6月の選盤

自身の作品はもちろんマーヴィン・ゲイ/ミニー・リパートン/マイケル・ジャクソン/クインシー・ジョーンズらの70年代の名盤からマックスウェルを始めとする90年代以降のコラボ作まで、幾多のソウル・ミュージック傑作の立役者となったミスター・メロウネスことレオン・ウェアの偉大な功績を讃える、橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul. the classic of Leon Ware & His Works』


サマー・ブリージンでクールで心地よいバレアリック・チルアウト・アンビエントから、陽の光を感じさせるピースフルでビューティフルなメロウ・ハウスまで、「美しい光」を選曲コンセプトに至福のファンタスティック・チューンが集められた、人気の"Good Mellows"シリーズ最新盤となる橋本徹さん選曲のコンピレイション『Good Mellows For Beautiful Lights』


沈みゆく夕陽が奏でるメロウな調べ、究極のバレアリック・チルアウトと絶賛されるイビサCafe Del Mar/Cafe MamboのレジデントDJとしても名高いクリス・ココによる、「美しいサンセット」をテーマに橋本徹さんが監修するSuburbia RecordsからリリースされるCalm/jan and naomiとの共演作も含む最新アルバム『My Favourite Place (Before Sunset)』


揺らめくアナログ・シンセにオールド・ジャズの気品を漂わせるシュガー・ヴォイス、夢見心地の絶妙な揺らぎとファンタジックな音像に「2016年のベスト・アルバム」という声も挙がる、LAのキュートな才女サラミ・ローズ・ジョー・ルイスによる、橋本徹さん監修によるアプレミディ・レコーズから世界初CD化されたファースト『Son Of A Sauce!』

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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは330枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/

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