連載コラム【音楽のある風景】 Vol.67

2017.11.30 NEW

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。

どうぞお楽しみください!
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11月の選曲は、心温まる叙情と陰影をまとって。
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今年は秋の愉しみを味わう間もなく季節が過ぎ去っていき、紅葉を惜しみながら心残りに駆られている今日この頃ですが、皆さんはいかがおすごしでしょうか?
寒さの訪れが早すぎて、もう冬のコートがよく売れていたり、お鍋に入れる野菜が高騰している、なんて話も聞いたりしますね。

今月は、そんな師走を前に届いた、心温まる素晴らしいアルバムを紹介したいと思います。
それは、ジャズ〜フォーク〜ポップスにまたがり活況を極めるカナダはトロントのインディー・シーンの重要人物で、今年に入りすでに2回の来日も果たしているシンガー・ソングライターにしてマルチ・ミュージシャン、ライアン・ドライヴァーのヒューマンな暖かさと温もりに満ちた新作『Careless Thoughts』です。

僕はこの作品の試聴音源を一聴してとても気に入り、アプレミディ・レコーズから日本盤CDをリリースさせてもらうことを即決してしまったほど。
チェット・ベイカーをも思わせるハートウォームで琴線に触れる歌声、アコースティック&ジャジーなバンド・アンサンブルをストリングスやヴィブラフォンが優美に彩る、新たなる名盤の誕生だと思います。

ジャズ・スタンダードからチェンバー・フォークまで、古くはナット・キング・コールから現代ならボン・イヴェールやフランク・オーシャンなどへとつながる、胸を打ち心をとらえて離さないロマンティックで内省的かつ甘美な名曲たちの系譜。
まさに"21世紀のスタンダード"と呼ぶのに相応しい、まろやかな叙情と陰影をまとった、長く聴きつがれ愛され続けていくだろう素敵な一枚です。
3年前に発表されたライアン・ドライヴァー・クインテット名義の僕の愛聴盤『Plays The Stephen Parkinson Songbook』と併せて、温もりが恋しい冬の夜にぜひどうぞ!

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11月の選盤

2017年に入り2回の来日を果たしている、活況を呈するトロント・インディー・シーンの最重要人物による、"21世紀のスタンダード"として温もりに満ちた歌声とアコースティック&ジャジーなアンサンブルが胸を打つ、心をとらえて離さないロマンティックで内省的かつ甘美な名曲たちの系譜を継いだ、橋本徹さん監修のアプレミディ・レコーズからリリースされたライアン・ドライヴァーの『Careless Thoughts』


カナダはトロントのジャズ/フォーク系インディー・シーンの重要バンドが、チェット・ベイカーを思わせる歌とシックかつ進歩的な演奏で、1930〜50年代の古いジャズにインスパイアされたロマンティックな名曲群を聴かせる、橋本徹さん監修のアプレミディ・レコーズからリリースされたライアン・ドライヴァー・クインテットの『Plays The Stephen Parkinson Songbook』

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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは340枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/

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