連載コラム【音楽のある風景】 Vol.138

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2023.10.31 

グリーンレーベル リラクシングのBGMを選曲されている、選曲家の橋本徹さんより、コラム【音楽のある風景】が届きました。


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どうぞお楽しみください!



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10月の選曲は、若き日に胸を熱くしたイギリスの音楽との嬉しい再会に感激を新たにして。
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秋らしい心地よい気候が続いていますが、皆さんいかがおすごしですか?
僕はUNITED ARROWS green lebal relaxingのショップBGMにもセレクトしている、この秋に発表された1枚のシングルをきっかけに、まるで20代半ばにタイムスリップしたようなアーリー90sモードで、毎日をすごしています。

それはイギリスの名門Acid Jazzレーベルからリリースされた、数々のUKソウル・ヒットで知られ、80年代にはスタイル・カウンシルのメンバーとしても活躍し、ポール・ウェラーの元妻でもある名シンガー、Dee C. Lee25年ぶりのカムバック作。
今週ついにその7インチが到着して、僕はさっそくDJでもヘヴィー・プレイしています。

いわゆる両A面で、まさにスタイル・カウンシルを彷彿させるアコースティック&ファンタスティックなオリジナル曲にしてFree Soulファン歓喜の爽快グルーヴィー・チューン「Don’t Forget About Love」(90年代にUKソウルの伝説的な歌姫リンダ・ルイスが復活した頃の作風を思い起こさせたりもします)と、オーストラリアの女性歌手レネ・ゲイヤーによる"こみ上げ系"Free Soulクラシックの胸熱くなるグレイト・カヴァー「Be There In The Morning」、どちらも本当に最高すぎるんですね。

奇しくもこの秋は、新着アルバムでもSamphaを筆頭にCleo Sol2作、Laurel HaloMatthew HalsallYussef Dayesなど、UKソウル〜UKジャズが空前の大充実だったこともあり、そんな流れでいつの間にか、グラウンド・ビートやアシッド・ジャズといったイギリスの音楽に夢中になり自分の文化的素養が形成されていった90年代初頭のようなリスニング・ライフに没入していたのですが、そうした中で必然的に思いだして聴き返してみたのが、僕が選曲して1998年にリリースされたコンピ『Acid Jazz Meets Free Soul』でした。

そして強く思ったのは、このコンピレイションCDは今こそ(中古盤を探していただくしかありませんが)たくさんの方に聴いてもらいたいな、というような、きっと気に入っていただけるだろうという確信だったんですね。

そこで僕は、コンピと同じ「Acid Jazz Meets Free Soul」というタイトルを冠して、自分がパーソナリティーを務めるインターネット・ラジオ番組「dublab.jp suburbia radio」でさっそく特集を組んでみましたので、よかったらMixcloudで聴けるアーカイヴ放送をお聴きになってみてください。

僕と同世代の音楽ファンには、大好きだった懐かしい名曲との嬉しい再会を、初めて聴く方には、「こんないい曲あったんだ」というメロウ&グルーヴィーな感激を、お約束いたします。


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70年代のソウルやジャズに影響を受けて90年代にイギリスの名門Acid Jazzレーベルに吹きこまれた、時代の徒花に終わらないタイムレスなエヴァーグリーンすなわちクラシックとしての輝きを放つ珠玉の名作群を、その素晴らしいグルーヴ感とメロウネスに着目して橋本徹さんが選りすぐった1998年リリースの傑作コンピレイション『Acid Jazz Meets Free Soul


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数々のUKソウル・ヒットで知られ、80年代にはスタイル・カウンシルのメンバーとしても活躍し、ポール・ウェラーの元妻でもある名シンガー、Dee C. Leeが名門Acid Jazzレーベルから2023年秋にリリースして、Free Soulファンを歓喜させた25年ぶりとなる会心のカムバック・シングル「Don’t Forget About Love / Be There In The Morning


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橋本徹 (SUBURBIA)

編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、選曲を手がけたコンピCDは350枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。

http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/

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