item #35
一見同じようで、ブランドごとに静かな個性があるチェックマフラー。
その柄をじっくり眺めると、ブランドの“顔”が見えてきます。
洋服の基本柄といえばストライプとチェックですが、両者には大きな違いがあります。それは“時代”との関係性。ピンストライプやチョークストライプがいつの時代もほぼ変わらないように、ストライプという柄はそれ自体あまり変化しないものです。対してチェックの場合、時代の機運を反映して配色やピッチの大きさなどがさまざまにアレンジされ、常に新しい佇まいが表現されてきました。チェック柄と時代性とは、切っても切れない関係にあるのです。
さて、ここでジョシュア エリスのお話。日本ではマフラーがよく知られていますが、本来はカシミアなど高級素材を得意とし、世界の超一流ブランドにも生地を提供するファブリックメーカーです。それだけに、時代性の表現力に関してマフラー専業ブランドとは一味違う強みを備えていて、オーセンティックでありながらモダン、かつインターナショナルなチェック柄が大得意。“モダン・スタンダード”なチェックマフラーを作らせたら、右に出る者はいないほどです。
かつてタータンチェックは“家紋”を表すものでしたが、現在においてもチェック柄はブランドの美学を端的に表す“顔”といえるもの。ジョシュア エリスのチェックは、“インターナショナルな現代性”という、際立って魅力的な顔をもっているのです。
(TEXT=小曽根 広光)
マフラー
Price
Color
Size
Item Code
マフラー
Price
Color
Size
Item Code
※ 価格・サイズ・色・取り扱い店舗は、掲載時点での情報です