これからのコーディネートの主役といえばニット。 今季も色や柄など、それぞれ個性が際立つアイテムが揃っていますが、 適切な小物選びによってその魅力はさらに増します。 今回は、ニットと小物の組み合わせをご紹介。
ほっこりした印象を与えるノルディックニットは、滑らかな光沢が上品なムードを醸すカシミヤマフラーでバランスを。イギリス産のウールを使った優しい色味が魅力の〈ハーレーオブスコットランド〉の雪柄ニットに、“波付け”と呼ばれるひっかき加工を施してドレープ感を表現したカシミヤマフラーをセレクト。
トレンドに左右されないベーシックなカシミヤ素材のタートルネックニット。そんな定番の一着には、日本が世界に誇る職人技によって生み出される〈金子眼鏡〉のウェリントン型のメガネを添えて。シンプルなデザインだからこそ本物の上質さが際立つ、知的な佇まいが魅力です。
1850年にイタリアで創業した〈ゼニアバルファ〉の糸を使用したニットは、色、素材感、シルエットにこだわったザ・定番な一着。スウェットにキャップを合わせる。そんな普段と変わらない感覚でも、キャップをビーバー仕上げが施されたウールキャップに置き換えるだけでぐっと秋冬らしく、ぐっとモード感溢れるスタイルに。
いまの季節を象徴する素材といえば、カシミヤとスエード。ともに表情豊かな素材感による奥行きのある色合いも魅力。スウェット感覚で着られるリラックスフィットのニットは、モックネックとクルーネックの中間をイメージしたふっくらとした襟のデザインが個性的。シャープなフォルムのサイドゴアブーツを合わせて、すっきりとした印象でまとめるのがおすすめです。
アルパカ、ウール、ナイロンをブレンドしたシャギードッグニットは、適度に長い毛足によるエアリーで軽やかな質感と柔らかいマスタードカラーが魅力。そんな温かみ溢れる一着には、あえてシックなレザーグローブを合わせてコントラストを強調。グローブを着けたままスマートフォンも操作できる、うれしい機能付き。
胸元がざっくり開くカーディガンのコーディネートは、首周りのアレンジが攻略のカギ。鮮やかな発色が目を引くカーディガンには、ブロックチェック柄のマフラーをさらりと巻いて。レッド×ブラックという主張が強い色の組み合わせながら、グレーで濃淡をつけたグラデーションカラーによって自然に馴染みます。