
タノシイ。けれど、ムズカシイ。
悩みを人に聞くにはハズカシイ。
でも……………どうにかしたい。
そんなファッションにまつわる、
みんなのQUESTION Box開設。

Q003.
なかなか決めきれないけど、
絶対ハズしたくない冬のアウター。
いったい何をポイントに
選べばいいのか教えてください。
Answer
ボリューム的にも価格的にも
大量に所有できない冬アウター。
冬の間ヘビロテできて、
コーディネイトの“顔”として
活躍する相棒を
選ぶための、
3つのポイントをご紹介します。

トレンドと上質さ
両方押さえた一枚を

年々アップデートされるトレンドですが、アウターに関していえば、コロコロ買い替えずともOKなものを選びたい。
たとえトレンドアイテムでも、ベーシックかつ質のいいものをチョイスしておけば、おのずと長く着られるのです。

イタリアンメイドの上質なメルトン素材を使用。柔らかさと、ふっくらとした素材感が品の良さを際立たせてくれます。
例えば、このところのトレンドであるオーバーフィッティングのチェスターコート。
ゆったり羽織れるリラックス感とノッチドラペルを備えたクラシカルなデザインで、幅広く着られるのがポイントです。

ラグランスリーブとAラインのシルエットでゆったり羽織れます。ここでは、ミックスニットとスラックスで都会的な装いに。
イタリアのテキスタイルメーカーFABRICA社のメルトン生地が大人の印象を一層アップしてくれるでしょう。

スウェット上下に一枚羽織るだけで、グッとシックに。差し色の小物使いで華やかさもプラス。
少し着飾りたいショッピングなどでも、ちょっとそこまでの気軽な外出でも、たちまちシックな出立ちにまとめ上げてくれます。
汎用性の高い
オン/オフ兼用を用意


ワードローブでの“大活躍”を考えれば、オンでもオフでも着られるアウターは、1着あるだけでかなり便利です。
オンで着用しても間違いのないベーシックなデザインと、休日でも堅苦しく見えない柔和な印象がポイントに。

繊細なスーパー100’s素材を使用。細かく起毛したなめらかな素材感が品の良さを際立たせてくれます。
襟周りをミニマルに仕上げたスタンドカラーコートは、ジャケットの上に羽織ってもごわつかないよう肩周りのシルエットを調整しています。

トラディショナルなウインドーペン柄には、ミニマルなソリッドタイを合わせたVゾーンに。華やかな色みが目を引きます。
オフ着用の際は、ノルディック柄ニットなどの少々個性のあるアイテムをインしても、まとまりのあるコーデに。
ジャケット代わりにもなるので、
“ちょっとよそいき”な休日にもフィットします。

スタンドカラーによるすっきりした襟周り。ダークな色みのパンツと合わせれば、グッと引き締まった印象に。
ビジネス時の定番、ステンカラーコートは、オフでの着こなしをマスターすれば、たちまちオン・オフ兼用に。パーカやチノパンと合わせてストリート風に装うのも一手です。

カシミヤをブレンドした上質なビーバー素材により、柔らかい手触りが特徴。
ストリートなコーデにもどことなく上品さがまとえます。
オンではかしこまって見えるベーシックな作りのコートでも、上のようにうまく外せば、カジュアルスタイルのトラッドなアクセントとして、十分機能します。
アクティブ派には
“休日専用
リバーシブル”

アクティブな休日を過ごしたい人なら、アウターもラフに使える“休日専用”を用意したいところ。
リバーシブルならば、同じ機能でも見栄えが変わるために、さまざまなシーンに対応してくれるはずです。

ウールライクな素材のシェルが、アクティブながらも都会的に過ごしたい日に最適。
そこでおすすめしたいのが、アクティブ派にはお馴染みのブランド、グラミチと日本発のダウンブランド、タイオンにオーダーした3者コラボのブルゾンです。

グラミチのパンツと合わせれば、サイクリングなどのスポーティなコーデにも対応。
表側は、ウールライクポリエステルからなる梳毛風の生地。きれいめなコーデに欠かせないスマートさが持ち味です。

レタードのスウェットをインして、裏起毛のグラミチパンツを合わせれば、保温力はバッチリ。
裏面は、ダイヤゴナルのキルティングが施されたナイロン地。トレンドにも浮上しているこの仕様は、裏返すだけでガラリと雰囲気を変えてくれます。

丈長のコートでは、車の乗り降りの際に邪魔になることも。ブルゾン丈なので着脱する必要は皆無。些細ながらもアクティブ派には見逃せないポイント。
中綿には、800フィルパワーのダウンを封入。冷え込むこれからの季節、アウトドアシーンでもうれしい一枚となるはず。
ユーティリティを保ちながら、ハイスペックな機能を備えたリバーシブルダウンなら、休日アウターとして多くのシーンをカバーできること間違いなしです。