シテンの視点 # 1

シテンの視点 MEN WOMEN

2021.08.05

シテンの視点・# 1
文:シテン クリエィテイブ・アドバイザー 百々 徹

「シテン」ブランドの始まりに向けて、ここでは「シテンの視点」その根底に流れるシテンのさまざま考え方を一つずつご紹介させていただき、
ブランドに興味関心をもっていただけると嬉しいです。
二年近く前、このプロジェクトが始まるきっかけになるデンマークのコペンハーゲンへの旅をしました。
北欧の始まりの地であり、日本との関係も深いものがあるデンマークのここ
コペンハーゲンを知ることによって、遥か昔から日本で憧れられ、参考にされ、
特に国として先に色々な部分の豊かさが見ることができる、街やモノや事象を見る、参照することによって、
これからの時代の新しい「シテン」を見つけることができないものだろうかとの思いからでした。
が、それから半年も経たぬうちに世界はまたたくまに大変なことになって行くとは・・・この時点では思いもよらぬことではありました。




イラスト:コペンハーゲン駅の近くのホテルのロビーの様子、アルネ・ヤコブセンがデザインを手掛けたホテル、ロビーの随所にはヤコブセンの名作が並ぶ。
日本の飛騨や旭川などの家具産地に影響や共感を与え続けている、デンマークデザイン。
日本とデンマークのデザインやものに対する価値観 「視点」は、世界でも稀有に共通する部分が多く、その関係も深いです。


その、二年前に思ったことは、何も北欧のライフスタイルそのものや価値観、あるいはモノをそのまま持って来ようということでもなくて、
一つの視点として北欧の人たちが大事にしていること、例えば、その当時に知った、ヒュッゲという言葉もそうでしたが、
そういうものを知ることによって、新しい「シテン」を生むきっかけにはならないだろうかと考えたことでした。
それも今となっては、ちょっとした幸せがある日々、特別なことでなくて、ちょっとした心地よさがある毎日がどれほど貴重であるか、
結果的にそのことを今、私たちは思い知らされています。
平凡な日々にあるものは、実はとても尊いものであるということも、、、
それは普通に暮らすことすらも、今まで通りには行かなくなって、むずかしくなってしまった時代が普通に来てしまっているということだとも言えます。

ここでは、色々な視点で変わりゆく時代の生活の仕方、それに伴う物の見方、などをご紹介、参照しながら、
新しい視点を提唱あるいは共感して、考えもしていければと思っています。
一つのキーワードとしては「変わる」ということかも知れません。
これも含めて、いろんな事象を見ながら考えて行くことで、より良くなる、何がというわけでなくて、何かがより良くなる、
その「視点」を大切にしたい。その始まりに立ち会えればと考えています。何かを変えないと変わららない、と考えるシテンであります。


たとえば
偶然のきっかけによる様々な人たちとの出会い。
偶然は存外、重なっていくもので。
最初の偶然でそれまでに気づいてなかったものが起き上がったら
そこからは、引き起こされた必然を一つ一つ確認しているだけかもしれない。
見えない糸がそんな景色に導く。
人と人を繋いで行く「視点」
そこに「ココロ」がある限り。


たとえば、変わるという視点
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」
好きなものはすべからく変わり続ける。方丈記の一節です。おもしろきは ’久しくとどまりたるためしなし’ ここで、この「ためしなし」と、言い放っているところです。
この方丈記が書かれた時代ですら時代は変わるということを示唆している文章が書かれているのです。
新しい「視点」のもとに変わる時代になってしまっていると言える、今、なのかも知れません。


変わらないと、時代に変わられて、取り残されてしまう.....
新しい夜明けは「変化」の先にある。

およそ2週に一度のペースでコラムを担当させていただきます。



【百々 徹】
2000年から2020年の約20年間グリーンレーベル リラクシングのクリエイティブディレクターをつとめる。
今はその知見を活かした様々なアドバイスをしている。

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