シテンの視点 #2

シテンの視点 MEN WOMEN

2021.08.19

シテンの視点・# 2 「美の種を蒔く」
文:シテン クリエィテイブ・アドバイザー 百々 徹

ファッションの暦の中ではすでに秋、やがて、青空が高く、高くなって秋。
私たち、シテンのチームの中にはディレクター、デザイナー、バイヤー、マーチャンダイザー、パタンナー、生産管理をする人たちがいます。
私はその方々を「美の種を蒔く人たち」と言っています。
このファッションというお仕事に今から新しいを世の中に出していくこと、それは、それは簡単な事ではありません。
もう、ありとあらゆる洋服というものは世の中にすでにあり、歴史も知名も積み上げてきていて、充分にある。
その中で「新しい」を生み出し、船を漕ぎ出すことのむつかしさは想像に難くない。
それでもシテンの名の元に集まった、そのチームは自分たちにしか出せないもの、表現を、目指していますから、
いろんな視点から見て、美しいもの、つまり 「美」 がテーマにもなっています。
それは 「美の種を蒔く人たち」 の物語の始まりでもあります。どうぞシテンにご期待下さい。
そしてそれは 「嫌いなものはつくらない」 ということでもあります。むつかしい言葉の表現とはなりますが、そう思います。
あなたには普通の人とは違った角度から物を見る目がある、つまり視点。私が見落としている物を見る目のこと、シテン。




イラスト:コペンハーゲンの街、2年ほど前の夕方、帰宅ラッシュが始まり、とんでもない数の自転車が通行する。自転車が主要な交通手段の一つ。

いろんな理由があるが、健康や環境にやさしいという視点は間違いなくそれを推進させてきたし、それは何年もかかってのことだろう。
デンマークの人口は日本の20分の1以下、スウェーデンですら10分の1以下である。
そういう人口という尺度で考えても規模でなくて、質という点で豊かな国と言える、世界一幸福な国とも言われるデンマーク、
規模だけでは説明のつかない豊かさがあることを、北欧の諸国は先に豊かになって示している。
自転車の普及と心掛けてそれを使うという姿勢は、その環境配備や人の美意識を含めて、それらの一つとして代表的な例だろう。
どうもこの国の人々の視点が違うように思えてならないシテンであります。


「ロードトリップ」というコンテンツ。
また、私たちのチームには、今、クルマで全国を旅している人がいます。いろんなシテンの事柄を素敵なムービーやフォトグラフで紹介していきます。

私たちシテンをご紹介しながら、同時に私たちのシテンで見つけた、人やいろんな面白いをご紹介してまいります。
カメラマンという個性の目から、美の種を見つけること、蒔いていくこととも言えます。
お店がないオンラインのショップですから、全国に向けてはそんな旅をして参ります。インタラクティブな視点、お互いに作用しあうさまを大事にしていきます。
リアルとネットを、リアルにどう繋げていくか、私たちの取り組みは始まっています。
美しい映像と写真が興味をそそります、お楽しみに。


わかりやすさを求める時代が続いています。一目でわかるもの、もちろんそれも大事なこと。

でもそれは一方で大事なものを全て一つに呑み込んでしまうことも。
美しいと言われるものには様々な視点があったはずです。最近は本来のそれが重視されるべき時代が来たと思えてならないのです。
美しいとされているものや常識とされているものを、なぜなのか、を考えることなくそのまま受け止めてしまいがちではないだろうか。
美しさの種を蒔くということを大事にしたい、なぜなのかをもう少し考えて行きたい。
そういう新しい始まりのシテン(始点)を持ちたいシテンであります。


「関係のないものどうしを繋ぐ・創造とはそれをいう。」




およそ2週に一度のペースでコラムを担当させていただきます。




【百々 徹】
2000年から2020年の約20年間グリーンレーベル リラクシングのクリエイティブディレクターをつとめる。
今はその知見を活かした様々なアドバイスをしている。

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