連載コラム【音楽のある風景】 Vol.78

2018.10.31

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。

どうぞお楽しみください!

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10月の選曲は、アナログ・レコードの魅力に触れながら一生ものの音楽を。
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ゆっくりと深まりゆく秋の気分を味わいたい10月ですが、ここ数日は心地よい秋晴れが続いているものの、年々この季節が短くなっていると感じるのは僕だけでしょうか?
そして昨年もこの時期にお伝えした11/3の「レコードの日」が近づいてきました。
子供の頃は11/3と言えば「文化の日」でしたが、最近の僕はこれに合わせて年間スケジュールが動いています。
今年も僕が監修してリリースされる7インチ5タイトルを、ご案内させていただきますね。

まずは僕がかつて編集していたフリーペーパー~ディスクガイド「Suburbia Suite」で紹介された音楽ファン垂涎の名作群が、ジャズやボサノヴァ、ソフト・ロックにSSW~AOR、メロウ・グルーヴからラテンやフレンチや映画音楽まで、オール・ジャンルで選りすぐられたコンピCD『Ultimate Suburbia Suite Collection~Evergreen Review / Future Antiques』から、待望のアナログ・カットとなる4曲入りEP2枚。
大好きなフランス映画『ロシュフォールの恋人たち』(ジャック・ドゥミ監督)と『ぼくの伯父さんの休暇』(ジャック・タチ監督)からの極めつけのフェイヴァリット・ナンバーに、子供コーラスと共にスウェーデン語で歌われる人生レヴェルで愛する名曲「トリステーザ」、スウェディッシュ・ジャズ・ヴォーカル不朽のレア名盤からコケティッシュな名唱「スピーク・ロウ」が集まった"Evergreen Review"、エリス・レジーナ~ペイジ・クレール~ジェーン・バーキン~ベヴァリー・ケニーとブラジル~ソフト・ロック~フレンチ~女性ジャズ・ヴォーカルの珠玉の名演がきら星のごとく輝く"Future Antiques"と、共に大充実の心ときめく内容で、2003年に上梓した「Suburbia Suite」集大成ヴィジュアル・ブックのデザインをアップデイトした洗練されたジャケットも鮮やかです。

続いては大ヒット&ロングセラーが続いているコンピCD『Ultimate Free Soul 90s』から、今春の4枚に続き選りすぐりの人気曲を両A面にカップリングしたスプリット・シングル2枚。
日本ではスチャダラパー&小沢健二「今夜はブギーバック」の参照元となったことでも話題と人気を呼んだナイス&スムースの胸キュン・ヒップホップ「Cake & Eat It Too」と、エモーションズのキュートなダンス・クラシック「Best Of My Love」の親しみやすいグルーヴを下敷きにしたサード・ベースのフロア映え抜群のパーティー・ラップ「Brooklyn-Queens」という組み合わせに、スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイといった70年代ソウルの魅力を90年代によみがえらせ今なお人気の高い二大グルーヴィー&メロウ・キラー・チューン、トニー・トニー・トニー「Tell Me Mama」とシドニー・ヤングブラッド「Wherever You Go」という顔合わせ。

最後は去年の「レコードの日」に「Suburbia Suite」の25周年記念企画としてリリースされ大好評を博した『ロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ~スペシャル・7インチ・ボックス』の続編で、そのライナー・ブックレットで集結した長門芳郎(パイドパイパーハウス)/小西康陽(元ピチカート・ファイヴ)そして僕が、稀代の名作曲家ロジャー・ニコルス作品のお気に入りを2曲ずつセレクトした3枚のスプリット・7インチを収めたボックス・セット。
ちなみに僕が選んだのは、胸をしめつけられずにいられないフォー・キング・カズンズ「I Fell」と、胸をおどらせずにいられないカーニヴァル「Love So Fine」という、完全無欠の2曲。
どちらもかつて『カフェ・アプレミディ』コンピ・シリーズに収録した一生もの、ソフト・ロックの最高峰にして"渋谷系ポップス"の聖典です。

僕はこの秋に渋谷駅南口の再開発に伴ってオープンしたばかりの渋谷ストリームホールで「レコードの日」を記念して11/4に開催される、"SHIBUYA MUSIC PARTY"にもトークショウとDJで出演しますので、よかったらいらしてみてください。
普段はCD派・配信派という方も、この機会にアナログ・レコードで音楽を楽しむ魅力に触れてもらえたら嬉しいです。

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10月の選盤

名ディスクガイド「Suburbia Suite」で紹介された音楽ファン垂涎の名曲・名演が、ジャズやボサノヴァ、ソフト・ロックにSSW~AOR、メロウ・グルーヴからラテンやフレンチや映画音楽まで、オール・ジャンルで選りすぐられた橋本徹さん選曲の4曲入り7インチEP『Suburbia Suite; Evergreen Review ep』


名ディスクガイド「Suburbia Suite」で紹介された音楽ファン垂涎の名曲・名演が、ジャズやボサノヴァ、ソフト・ロックにSSW~AOR、メロウ・グルーヴからラテンやフレンチや映画音楽まで、オール・ジャンルで選りすぐられた橋本徹さん選曲の4曲入り7インチEP『Suburbia Suite; Future Antique ep』


大ヒット&ロングセラーを続けているコンピCD『Ultimate Free Soul 90s』から選りすぐりの人気曲をカップリングした両A面スプリット・シングルとして、橋本徹さん選曲で7インチ・レコード化が実現したナイス&スムース「Cake & Eat It Too」(Pound Cake Mix)/サード・ベース「Brooklyn-Queens」(The U.K. Power Mix)」


大ヒット&ロングセラーを続けているコンピCD『Ultimate Free Soul 90s』から選りすぐりの人気曲をカップリングした両A面スプリット・シングルとして、橋本徹さん選曲で7インチ・レコード化が実現したトニー・トニー・トニー「Tell Me Mama」/シドニー・ヤングブラッド「Wherever You Go」(Femifem Mix)


昨年リリースされ大好評を博した「Suburbia Suite」25周年企画盤で、"ソフト・ロックの最高峰""渋谷系の聖典"と崇められた稀代の名作曲家ロジャー・ニコルスのエヴァーグリーンな魅力を讃えた3人が、彼のお気に入りを2曲ずつセレクトした3枚のスプリット・7インチをボックス仕様に収録した、橋本徹さん監修の『Roger Nichols Works~Special 7inch Box』

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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは340枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/





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