連載コラム【音楽のある風景】 Vol.95

2020.03.31

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。



どうぞお楽しみください!


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3月の選曲は、生きづらいご時世だからこそ"午後のコーヒー的なシアワセ"をお福分けして。
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新型コロナウイルスへの対策の遅れで先行きの不安が晴れず、光の見えないまま大好きな桜の季節を迎えてしまいました。
カフェ・アプレミディも今月はお客様やスタッフの安心を考えると5日間しか営業できず、厳しい状況を迎えていますが、3月最後の週は、HMVの日本上陸30周年も記念してリリースを提案された、カフェ・アプレミディ20周年コンピ『Cafe Apres-midi Bleu』の制作が大詰めを迎え、無事にマスタリングまで終了することができました。

20年前にスタートして、幸せそうな老人のポートレイトにフランスの伝統色をあしらったジャケットの印象も相まって、カフェ・ミュージックの決定版コンピとして人気を博し、大ヒット&シリーズ化された"Cafe Apres-midi"(フランス語で"午後のコーヒー"という意味)のスペシャル・イシュー。
今回の新作は、5年前に作った15周年コンピ『Cafe Apres-midi Orange』のジャケットの赤ちゃんが5年たって、というイメージでアート・ディレクションを手がけました(少年なのか少女なのか、まだ性別はわかりませんね)。
タイトルはもちろん、僕の青春の一枚、いや人生を通して愛してやまない、ポール・ウェラー率いるスタイル・カウンシルの『Cafe Bleu』というアルバムに因んでいます。

5/1リリースなので、詳しい選曲の内容は、次回のこのコラムでお伝えしようと思いますが、コンセプトはずばり"カフェ・ミュージックの再定義"。
これはなかなか実現できないことなのですが、A&Rディレクターの尽力で、ほぼ希望通りの"2020年代に伝えたい2010年代のアプレミディ・クラシック"を20曲、収録することができました。
ちなみに1曲目は若きUKソウルマン、Ady Suleimanの「I Remember」。
この2年間、僕の選曲(ラジオ/クラブ/カフェ/アパレル/USENなど)で最も問い合わせを受けることの多かった、知る人ぞ知るフレッシュな人気ナンバーです。

生きづらくシヴィアなこのご時世なので、僕はこのコンピレイションの存在がなかったら、4月に入りすぐ誕生日を迎える大好きな季節なのに、正直な話、深く心が沈んだ毎日を送っていたかもしれません。
そんなことも考えてしまう日々なので、僕なりに素晴らしい音楽で"午後のコーヒー的なシアワセ"をお裾分け(正しくは、お福分けですね)できれば、と心から思っています。
皆さんも大変なことも多いでしょうが、もうひと月、楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
そうそう、green label relaxingのショップBGMにもジャスト・フィットだと思います!


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3月の選盤




数多くの人気コンピレイションを手がけてきた橋本徹さんのディスコグラフィーの中でも、"Free Soul"と並んで圧倒的なセールスを誇り、2000年代のカフェ・シーンの隆盛はもちろん現在もなお空間BGM〜リスニング・カルチャーに大きな影響を与え続けている、"午後のコーヒー的なシアワセ"を讃える"Cafe Apres-midi"シリーズ、その20周年記念盤にしてカフェ・ミュージックを再定義する最新作としてリリースされる『カフェ・アプレミディ・ブリュ』





数多くの人気コンピレイションを手がけてきた橋本徹さんのディスコグラフィーの中でも、"Free Soul"と並んで圧倒的なセールスを誇り、2000年代のカフェ・シーンの隆盛はもちろん現在もなお空間BGM〜リスニング・カルチャーに大きな影響を与え続けている、"午後のコーヒー的なシアワセ"を讃える"Cafe Apres-midi"シリーズ、その15周年記念盤として2015年に12年ぶりにリリースされ話題を呼んだ『カフェ・アプレミディ・オランジュ』


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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは340枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/


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