連載コラム【音楽のある風景】 Vol.101

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2020.09.30

グリーンレーベル リラクシング のBGMを選曲されている、
選曲家の橋本徹さんよりコラム【音楽のある風景】が届きました。

どうぞお楽しみください!

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9月の選曲は、永遠の若さと愛と夢を宿したモータウンのポジティヴな輝きに魅せられて。
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ようやく心地よい秋晴れの日が続き、ほのかに漂う金木犀の甘く優しい香りに誘われ、秋の装いに身を包んでちょっとお出かけ気分、なんて皆さんも多いのではないでしょうか。
そんな貴男・貴女に、今月は映画へのお誘いです。
ビートルズやローリング・ストーンズも憧れ、半世紀以上にわたって全米No.1ヒットを連発し、世界中のポップ・ミュージックに多大なる影響を与えている音楽レーベル、モータウンのロードショウ公開されたばかりのドキュメンタリー・フィルム『メイキング・オブ・モータウン』です。

モータウン黄金期を飾ったスティーヴィー・ワンダー/マーヴィン・ゲイ/ダイアナ・ロス&ザ・シュプリームス/マーサ・リーヴス&ザ・ヴァンデラス/スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ/テンプテイションズ/フォー・トップス/ジャクソン・ファイヴ(マイケル・ジャクソン)といったスターたちの名前は、皆さんもご存知なのではないでしょうか。
躍動感あふれるビートと湧き上がるエモーション、華やかなホーンに彩られ、夢と情熱と希望に満ちた、ポジティヴな音楽の生命力。
それはまさに"The Sound Of Young America"、ときに胸を締めつけ涙腺を潤ませるそのメロディーとリズムには、かけがえのない永遠の"若さ"があります。

青春の映像を鮮やかにフラッシュバックさせ、甘酸っぱい何かを刻みつける、とびきりグルーヴィーなポップ・チューン。
『メイキング・オブ・モータウン』は、そのヒットの秘密、名曲誕生の秘話、モータウンの"魔法"を、創設者のベリー・ゴーディー・Jrとその親友でもあるスモーキー・ロビンソンが旧交を温めながら、関係者や著名人の回想や証言もまじえ説き明かし、世界的成功に至るレーベルの"正史"を描いていきます。

彼らの音楽の魅力を満喫するには、僕がFree Soul 20周年とモータウン55周年を記念してコンパイルした『Ultimate Free Soul Motown』がやはりベストだと思いますので、ぜひともお楽しみいただければ嬉しいです。
僕が40年近くにわたり聴き続け、血となり肉となっている名曲・名演、イントロが流れれば自然にリズムをとり、つい一緒に歌ってしまうようなフェイヴァリット・ソングばかり3枚組・75曲。
そのポジティヴな輝きはまさしくエヴァーグリーン、まさに"一生もの"のコレクションで、そこには"ヒッツヴィルU.S.A."と讃えられた"永遠のモータウン"の愛と夢が詰まっています。

Spotifyには、そのコンピCD収録曲のうち音源のあった約8割をまとめた『Essential Free Soul Motown』と、権利上コンピCDには収録できない1972年以降のスティーヴィー・ワンダーの名作群を含む『Free Soul Stevie Wonder』というプレイリストもありますので、こちらもよかったらどうぞ。

追記:
ちなみに僕が映画『メイキング・オブ・モータウン』に寄せた推薦コメントはこんな感じです。
「ザ・サウンド・オブ・ヤング・アメリカにみなぎる躍動と輝き、その光と影。人種間の扉を音楽で開いていった夢の工場。多重録音されていく"What’s Going On"が今Black Lives Matterの聖歌のように響く」(橋本徹)


Free Soul 20周年とモータウン55周年を記念してナイス・プライスで企画された、ポップ・ミュージック史上に燦然と輝くモータウン・サウンド黄金期1960〜70年代の至上の名曲・名演が4時間以上にわたって連なる、グルーヴィー&メロウなスーパー・キラー・チューン満載の3枚組・75曲におよぶ橋本徹さん選曲のコンピレイション『Ultimate Free Soul Motown』


モータウンの黄金時代を担った大人気アーティスト、マーヴィン・ゲイのグルーヴィー&メロウな珠玉の名作群を選りすぐった橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul. the classic of Marvin Gaye』


モータウンの黄金時代を担った大人気アーティスト、ジャクソン・ファイヴのグルーヴィー&メロウな珠玉の名作群を選りすぐった橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul. the classic of Jackson Five』


モータウンの黄金時代を担った大人気アーティスト、ダイアナ・ロスのグルーヴィー&メロウな珠玉の名作群を選りすぐった橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul. the classic of Diana Ross』


モータウンの黄金時代を担った大人気アーティスト、スモーキー・ロビンソンのグルーヴィー&メロウな珠玉の名作群を選りすぐった橋本徹さん選曲のコンピレイション『Free Soul. the classic of Smokey Robinson』

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橋本徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。
サバービア・ファクトリー主宰。
渋谷の「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。
『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』『音楽のある風景』『Good Mellows』シリーズなど、
選曲を手がけたコンピCDは340枚を越える。
USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」「usen for Free Soul」を監修・制作。
著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://apres-midi.biz
http://music.usen.com/channel/d03/

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