大阪に小さなメンズストアが開店しました。
ユナイテッドアローズ 大阪 メンズストアが9月20日にオープンしました。場所はグランフロント大阪の南館1階で、ユナイテッドアローズのなかではちょっと珍しい小さなメンズストアです。ドレスとカジュアルのちょうど真ん中あたりのスタイルを濃厚にご提案する、少しばかり実験的なお店ができました。
(語り=大阪 メンズストア 店長 矢嶋 剛太、まとめ=小笠原 民織、写真=本城 直季)
グランフロント大阪のメインフロアは2階ですので、そこからひとつエスカレーターで下がった地下のような1階にユナイテッドアローズ 大阪 メンズストアはございます。そこまで広くはない店舗ではありますが、とにかく天井が高く、とても開放感のあるお店です。ふらっと立ち寄るというよりは、真剣にお店を回っているお客さまが多いのが特徴かもしれません。オープンして最初のお客さまは女性の方というのが意外でしたが、ドレスもカジュアルもニュートラルにご覧いただけるお店になればと考えております。
いままでの他の大阪のお店と比べてコンパクトではありますが、その分ドレスに寄りすぎず、カジュアルにも寄りすぎない、ユナイテッドアローズが今一番おすすめしたいテイストを凝縮したラインナップを提案できればと思っております。
入って右手の通路に面したラックには〈kolor〉が並びます。このメンズストアでは最も遊びを効かせたコーディネートの提案のひとつです。反対に、左手のラックには〈オーラリー〉のコートやペールトーンのニットなどの着心地のよい素材に気を遣ったアイテムが揃います。


〈セラードアー〉はイタリアのブランドで、歴史はむしろ新しいのですが、多くのブランドのトラウザーズを手掛けている実力派のファクトリーブランドです。一度はくと病みつきになってしまいます。 あと、ジャケットやセットアップでいえばイタリアの〈カルーゾ〉のジャケットが頭ひとつ飛び抜けています。オンでもオフで着ることができ、上品な雰囲気も残すことができる稀有なブランドです。
お店の中央のラックにはダウンジャケットをズラリと並べました。〈ピレネックス〉を中心にした、スーツスタイルにも合うダウンジャケットです。一緒に並ぶのが、日本を代表するファブリックメーカー「小松マテーレ」の素材を使った〈ユナイテッドアローズ&サンズ バイ ダイスケ オバナ〉で、こちらもめっぽう人気でございます。ここを境に奥に進みますと、ドレスコーナーがございます。コンパクトなお店の利点といいますか、ドレスもカジュアルも垣根なく合わせられるのが、このメンズストアのいいところかと思います。
革靴は〈チャーチ〉〈クロケット&ジョーンズ〉〈パラブーツ〉などを揃えております。みなさまから求められるメンズストアになるためにも、いつかは〈ジョンロブ〉のローファーなども置いてみたいですね。シャツやタイでいえば、〈シャルベ〉もそうです。


考えうる必要なものをミニマムに凝縮して、ピンポイントでお求めやすくなりましたのが、一番奥のドレスコーナーです。ユナイテッドアローズのハイエンドなストアレーベル〈ソブリン〉などのスーツを取り揃えておりますが、スーツやシャツなどはパーソナルオーダーも受け付けております。スーツは「STANDARD」「CLASSIC」から選ぶことができ、「STANDARD」では7万8千円(税抜き)からお作りすることが可能です。ご自身の体と向き合い、好きな生地やディテールにこだわったスーツは思い入れのある大事な一着になるのだと思います。
メンズストアということで、フレグランスやフェイスオイルなどにも力を入れております。レジ台の脇の棚に並んでいるのですが、新しいものでは、ロンドン発の香水ブランド〈GALLIVANT〉が入荷いたしました。都市名が名付けられたシリーズで7種類ご用意しております。一番奥のシャツの棚の右手にちょっとした小部屋があるのですが、こちらはストックルームでございます。メンズストアらしく、“見せる”ストックでございますので、ぜひガラス越しに覗いてみてください。
ざっとこのようなご説明で、まだまだすべてをお伝えするには不十分ではございますので、新しくできましたユナイテッドアローズ 大阪 メンズストアにお立ち寄りいただけましたら幸いです。


