UPDATE_2019.10.8 TUESDAY

(BEHIND STORY) ISSUE 13 UNITED ARROWS OSAKA MEN'S STORE (BEHIND STORY) ISSUE 13 UNITED ARROWS OSAKA MEN'S STORE

大阪に小さなメンズストアが開店しました。

ユナイテッドアローズ 大阪 メンズストアが9月20日にオープンしました。場所はグランフロント大阪の南館1階で、ユナイテッドアローズのなかではちょっと珍しい小さなメンズストアです。ドレスとカジュアルのちょうど真ん中あたりのスタイルを濃厚にご提案する、少しばかり実験的なお店ができました。

(語り=大阪 メンズストア 店長 矢嶋 剛太、まとめ=小笠原 民織、写真=本城 直季)


グランフロント大阪のメインフロアは2階ですので、そこからひとつエスカレーターで下がった地下のような1階にユナイテッドアローズ 大阪 メンズストアはございます。そこまで広くはない店舗ではありますが、とにかく天井が高く、とても開放感のあるお店です。ふらっと立ち寄るというよりは、真剣にお店を回っているお客さまが多いのが特徴かもしれません。オープンして最初のお客さまは女性の方というのが意外でしたが、ドレスもカジュアルもニュートラルにご覧いただけるお店になればと考えております。

いままでの他の大阪のお店と比べてコンパクトではありますが、その分ドレスに寄りすぎず、カジュアルにも寄りすぎない、ユナイテッドアローズが今一番おすすめしたいテイストを凝縮したラインナップを提案できればと思っております。

入って右手の通路に面したラックには〈kolor〉が並びます。このメンズストアでは最も遊びを効かせたコーディネートの提案のひとつです。反対に、左手のラックには〈オーラリー〉のコートやペールトーンのニットなどの着心地のよい素材に気を遣ったアイテムが揃います。

出入り口は1ヶ所です。お店のことをざっとわかりやすく説明しますと、入り口から入った手前半分がスポーツカジュアルコーナーで、奥半分がドレスコーナーになります。大阪では個性的な〈kolor〉がとても人気です。〈オーラリー〉のコートや、〈コモリ〉のシャツを探している方もいらっしゃいます。
レジ台におりますのが店長の矢嶋でございます。出身は関西なのですが、金沢店の立ち上げで3年ほど出ておりまして、この店のオープンにあわせて戻ってまいりました。男だらけのチームですので、まずは関西で一番のメンズストアにするのが目標です。 スポーツカジュアル担当が7年目の井上です。ものすごい笑顔ですね。商品担当でもありますので、最も商品を把握している人間ともいえます。レジ横の棚には〈ホワイトハウスコックス〉、出入り口付近の平台に置かれた〈セラードアー〉のサイドアジャスターパンツはいま一番の人気なのではないでしょうか。

〈セラードアー〉はイタリアのブランドで、歴史はむしろ新しいのですが、多くのブランドのトラウザーズを手掛けている実力派のファクトリーブランドです。一度はくと病みつきになってしまいます。 あと、ジャケットやセットアップでいえばイタリアの〈カルーゾ〉のジャケットが頭ひとつ飛び抜けています。オンでもオフで着ることができ、上品な雰囲気も残すことができる稀有なブランドです。

お店の中央のラックにはダウンジャケットをズラリと並べました。〈ピレネックス〉を中心にした、スーツスタイルにも合うダウンジャケットです。一緒に並ぶのが、日本を代表するファブリックメーカー「小松マテーレ」の素材を使った〈ユナイテッドアローズ&サンズ バイ ダイスケ オバナ〉で、こちらもめっぽう人気でございます。ここを境に奥に進みますと、ドレスコーナーがございます。コンパクトなお店の利点といいますか、ドレスもカジュアルも垣根なく合わせられるのが、このメンズストアのいいところかと思います。

革靴は〈チャーチ〉〈クロケット&ジョーンズ〉〈パラブーツ〉などを揃えております。みなさまから求められるメンズストアになるためにも、いつかは〈ジョンロブ〉のローファーなども置いてみたいですね。シャツやタイでいえば、〈シャルベ〉もそうです。

バッグコーナーの前におりますのが、ドレス担当であり教育担当でもある岩崎です。いっとき、ユナイテッドアローズから少し離れる期間がございましたが、戻ってまいりました。もうひとりドレスコーナーを担当しますのが、13年目の京都出身の豊田です。実はわたくし矢嶋と同期入社でございます。
タイはこのように吊るして並べることにより、全体から個体の柄までパッと見ることができるようになりました。なかなか評判でございます。フランスの〈パラブーツ〉はグッドイヤー製法で作られた「シャンボード」の別注です。少し細身に見えるのが特徴です。シボ革ですので、スーツからジーンズまで合わせられる一足になりました。ベルトは〈J&M Davidson〉や〈ホワイトハウスコックス〉の細身のメッシュベルトなどがおすすめです。

考えうる必要なものをミニマムに凝縮して、ピンポイントでお求めやすくなりましたのが、一番奥のドレスコーナーです。ユナイテッドアローズのハイエンドなストアレーベル〈ソブリン〉などのスーツを取り揃えておりますが、スーツやシャツなどはパーソナルオーダーも受け付けております。スーツは「STANDARD」「CLASSIC」から選ぶことができ、「STANDARD」では7万8千円(税抜き)からお作りすることが可能です。ご自身の体と向き合い、好きな生地やディテールにこだわったスーツは思い入れのある大事な一着になるのだと思います。

メンズストアということで、フレグランスやフェイスオイルなどにも力を入れております。レジ台の脇の棚に並んでいるのですが、新しいものでは、ロンドン発の香水ブランド〈GALLIVANT〉が入荷いたしました。都市名が名付けられたシリーズで7種類ご用意しております。一番奥のシャツの棚の右手にちょっとした小部屋があるのですが、こちらはストックルームでございます。メンズストアらしく、“見せる”ストックでございますので、ぜひガラス越しに覗いてみてください。

ざっとこのようなご説明で、まだまだすべてをお伝えするには不十分ではございますので、新しくできましたユナイテッドアローズ 大阪 メンズストアにお立ち寄りいただけましたら幸いです。

カフリンクスは1899年創業のフランスの〈ルイ ファグラン〉、ルームシューズにはイギリスの〈トリッカーズ〉が揃います。パーソナルオーダーをする際には、豊富な生地見本やボタン見本、刺繍見本などを見ながら、セールスパーソンにお好みを伝えてください。
〈チャーチ〉や〈クロケット&ジョーンズ〉などのドレスシューズの棚はフィッティングルームの脇にございます。ここには写っていなくて恐縮なのですが、革靴には今季からお取り扱いの〈ファルケ〉のロングホーズ「AIRPORT」がおすすめです。棚の上の少しわかりづらい場所に置いてありますので、「AIRPORT」どこですか? とご遠慮なくお聞きください。〈GALLIVANT〉は「LONDON」、「BERLIN」、「BROOKLYN」などの都市をテーマにした香りを楽しめる香水で、持ち運びにも便利な30mlのボトルが使われております。
こちらがストックルームです。天井が高いので、3層に分けてスーツやコートが収納可能です。家にもこういう部屋があったら嬉しいのですが。お店は10時オープンです。10時になるとセールスパーソンの岩崎が自然とお店の入り口に立って、みなさまをお迎えしております。
ユナイテッドアローズ 大阪 メンズストア
STORE INFORMATION

ユナイテッドアローズ 大阪 メンズストア

住所
〒530-0011
大阪府大阪市北区大深町4-20
グランフロント大阪
ショップ&レストラン 南館 1F
営業時間
10:00〜21:00
電話番号
06-6372-7293