ORDINARY JACKET

菊地 MEN

2020.10.16


企画会議に持ち込んだサンプルが製品化のヒントになりました。
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201911月某日 

この日、デイレクター、企画、MDが集まり、来年の秋冬に展開する商品のアイデア出しの会議があった。UAのカジュアル部門の担当MDとして、仕事の時にも着られて、なおかつ日常的に羽織れるモノ、そういったものが欲しいと思っていた。そんな時に思い出したのが、20年程前に購入した<ソブリン>のリバー仕立てのアンコンジャケットだった。20年の時を経て、自分のサイズが変わってしまい着られなくなってしまっていたのだが、それでもなんとなく処分ができずにクローゼットに眠っていたアイテム。





事ある毎に着ていたそのジャケットはだいぶくたびれた顔をしていたが、そのモノが持つ雰囲気に満場一致でやってみようという事になった。
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非常に手間暇掛かるリバー縫製のテクニックを駆使したダブルブレストのジャケットは、見返しや縫い代を簡略化することが出来るので製品自体が薄く、軽く仕上がり、リバー縫製でしか表現できない前身頃やラペルの軽さが特徴となっており、従来あったクラシックなジャケットとは一線を画します。

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良いモノは高い。至極当然の事だが、少しでも価格を抑えるために何ができるだろうか?議論を重ねた。ここからが師走という名にふさわしい、怒涛の年末の始まりだった。
企画者は生地の選定。技術チームが並行してパターンを作製。
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タテヨコ同じく 細番手の梳毛を使用したオリジナル。リバーシブルですとここまで細番手の糸を使用していることは珍しく、他のリバーに比べても非常に軽く仕上がっています。表面をビーバー仕上げにしている事でリッチで上品な素材感を楽しむことが出来ます。
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これならいつでも、さらっと羽織れる巻物のようなジャケットになりそうだ。
生地も決まったので、次は色。
色を決める時は、生地屋さんが作成している生地色からも選べるが、基本色しか無いことが多い。
自分達が欲しいと思う色が無い時は、こちらからこういう色という見本をもとに、ビーカーと呼ばれる先方で実際の生地に染色した見本があがってくる。



ジャケットといえばネイビー。UAが大事にしているダークネイビーだ。
ブラックだと艶っぽすぎるし、少しでも青みが強いネイビーはやや若々しいイメージ。
一見、ブラックに見えるような、ダークネイビーが大人の男には丁度よい。1色目はあっという間に決定した。



他の色は?と議論していた際、挙がった候補は都会的な街に馴染むアスファルトグレー。
グレーに一滴青を混ぜたようなクールなカラー。



そしてもうひとつ。砂漠を優雅に歩くラクダのようなカラー、キャメル。
どちらもビーバー仕上げをしている事で素材の毛並みが上品さを醸し出し、正直なところ選びきれなかった。
結果、当初2色の予定だったジャケットはどれも諦めきれず、3色の展開となった。
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ユナイテッドアローズ リバー4Bダブルジャケット ¥46,200(税込み)1122-104-7634 詳細はこちら

朝晩冷え込むようになってきたこの時期に、そろそろ1着連れて帰ろうと思っています。
何色にするか?悩みに悩んでいます。
ブログを書きながら、結局2着連れて帰る事になるんだろうな?と思いながら
皆様のご自宅にも1着連れて帰っていただけると、嬉しい限りです。


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