U-TIPシューズの懐の広さ

本諏訪 MEN

2021.02.19

2月に発売された<UNITED ARROWS>オリジナルの新作シューズラインナップを見て、
Uチップがあることに、驚きと喜びを感じました。
ついにオリジナルでUチップが求められる日が来たか、と。


・シューズ<UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)> ¥31,900 (tax in) 1331-699-8966 詳細はこちら

外羽根のダブルソールが一般的なUチップは、その出自やディテールから見る限りはカントリーシューズの扱い。けっしてフォーマルシューズではないわけです。

若かりしその時(30年ほど前)の自分は「つまりは使いづらい、中途半端なシューズなのか」と解釈してしまったのですが、一方でフレンチアイビーなどが流行っていたのもあって、フランスの<JEAN BADY>などのUチップは良く見かけました。(ほとんどブラウンですが)
私もそれに影響されたかは記憶が定かではありませんが、かなり早い段階でその"使いづらい"シューズを手に入れたのです。

私が一目惚れしたシューズはこちら。



学生時代に購入したものなので、25年以上前のシューズです。ブラックシューズとしては自身の3足目。
今もそうなのですが、その当時もあまりブラックのシューズを履かなかったので、相当見た目が気に入って買ったのだと思います。



今はありませんが、<SOVEREIGN>ブランドとして扱っていたオリジナルのシューズでした。
靴に詳しいかたが見ると、その横の型番やサイズ表記などから、どこで作っているかわかるかもしれませんね。
10年ほど前に大きな修理を一度行っていますが、まだまだ現役で活躍できるクオリティです。

修理後にあらためて使ってみると、"使いづらい"なんてことは全くなく、足元の良いアレンジとしてとても活躍してくれました。
スリッポンほどカジュアルではなく、ストレートチップまでフォーマルではない。
"中途半端"であるからこそ、逆にかなり広い範囲をカバーできる汎用性の高いシューズだったのだと気が付きました。



こんな感じでシューレースを換えて遊ぶこともあります。
フランスの靴雑誌『TREPOINTES』で見かけた、金ゼルが付いた平紐のカラーレースをまねたものです。
これがストレートチップだとミスマッチな感じがしますが、Uチップはこんな遊びも受け入れてくれました。


そして再び登場の新作Uチップ。



ちょっとフレンチな印象の、丸みが強いフォルムになっています。
ソールのボリュームとあわせて、カジュアル感が強いモデルですね。
バックパックでの通勤やクールビズのノータイスタイルなど、現代のビジカジ事情には抜群にマッチしていると思います。
普段着もふくめて、あわせる服やシーンを選ばずに使えそうです。





軽量ラバーを使ったソールは歩きやすく、雨の日でも水の浸透を防げるよう、グッドイヤー製法のウェルト部分にはPVCが使われています。
汎用性の高いデザインということだけでなく、使える天気や場所も広がったのです。


このシューズの人気が出てくれば、これからどんどんUチップを見かける日が増えるのか......と、Uチップファンとしてはワクワクしています。

とはいえ、よくよく考えてみると<Paraboot>の「シャンボード」も別注を繰り返していたり、<Crockett & Jones>の「モールトン」なども継続して扱っています。
私が思っているよりもよっぽど早く、お客様はUチップの懐の広さを知っていたんだな......、といまさらのように気が付きました。

Uチップをお持ちでないかたは、ぜひお試しください。

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