Reebok for BEAUTY&YOUTH|CLUB C MEN/WOMEN

有名にして匿名。理想的なポジションです。

頑張りたくない日のおしゃれを、
一番おしゃれにまとめてくれる

リーボックにも名品がいくつかありますが、僕が一番好きなモデルがClub Cです。スニーカー好きの間ではカルチャーの臨界点とも言われている(?)1985年生まれ。この事実だけで傑作の仲間入り、と言いたいところですが、このモデルには語るべき大きなストーリーがありません。しかしその有名にして匿名という理想的なポジションが好きなところです。

FUG.

もともとは「Club Champion」の略称だったと記憶しています。80年代のリーボックはテニスとフィットネスのカテゴリが大成功し、会社が急成長しました。より競技性の高いレザー製の「Revenge Plus」というシューズを、シンプルに軽量にテイクダウンしたのが「Club-C」。だからプロ向けというよりはテニスクラブに通う裕福なアマチュア層向け、という認識です。度々アディダスのスタンスミスなどと比べられがちですが、前者が世界を制したシグネチャーであることに対し、80年代のブームを背景に誕生した点で、出自がまるで異なります。

ファッションとして人気が出たのは、ここ10年くらいのイメージ。ノームコアがトレンド入りして、派手じゃない白スニーカーが見直された流れで再び注目されました。そしてマルジェラとのコラボレーションも大きかったと思います。既製品を再解釈するものづくりのベースに選ばれたことで、Club Cのもっていた普遍性が言語化された感じがしました。

FUG.

強い個性がないので、ときどき持っていることすら忘れますが、自分のスニーカー史には欠かせません。いくら服が好きな人でも、着飾ることに疲れている日ってあるじゃないですか。そんな時にこの足元を適当に履きたくなります。とはいえ、ちょっと物足りないという人にこのビューティー&ユースの別注がちょうどいい。白の世界ですが、レザーにスエードやサテンも使っていて表情がある。もう一声!とおしゃれしたい人は、付属のシューレースで遊ぶのがおすすめです。

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小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。

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