SALOMON for BEAUTY&YOUTH|XT-6 MEN/WOMEN
変わらない機能で街に移動したXT-6は、サロモンの象徴
ファッションとの親和性が高い
ブラウン系のグラデーション
今やすっかりファッションの足元の定番になった〈Salomon〉ですが、その理由はトレイルとしての本格的なスペックが残されているからでしょう。やや皮肉なファクトにも聞こえますが、例えばファッション好きが服やバッグがどんな生産背景で、どんな素材が使われているかを気にするように、スニーカーも出自にどれだけ忠実かを気にします。僕も「ライフスタイル向けにアップデート」という頻出のクリエには疑問を抱いています。〈Salomon〉人気のメカニズムは「山から街へ」というブランドの物語に、真正性が受け入れられているところにあると思います。
FUG.
このXT-6は、パリのファッション関係者を中心に人気化した後の2018年から「Sportstyle」というラインに位置付けられていますが、ウルトラディスタンス向けに開発されたその機能は一貫しています。だから少し見た目の強度は高いのですが、そのプロテクト感こそ愛すべきポイント。こういったブランドのシューズは歴代でちょとちょい変わっていくのですが、普段履きするときは「何が変わらなかったか」が重要だったりします。
FUG.
街ではオールブラックやオールホワイトが人気のXT-6ですが、このBEAUTY&YOUTH別注は自然の色彩が重ねられています。モノトーンにはソリッドな魅力があり、テクノロジーの強い視覚記号がありますが、ブラウンからオレンジにかけるグラデーションは、今のファッションに合わせやすい。最近はブラックジーンズも茶色がかっているのが人気だったり、ベージュやカーキとも隣り合わせ感があるし、トレイルとの距離感にも親しみを覚えました。
コーディネートにおすすめのアイテム
ベージュのチノパン、ショーツ
ブラウン系のシャツ
小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。