adidas Originals| STAN SMITH 80s
品のいいデザインの、少し抜けた感じが欲しくなってきた
80年代の細身の木型を再現した
レトロ感のあるシルエットが特徴
世代によって捉え方がさまざまなadidasのスタンスミス。僕や、その上の世代にとってはadidasを超えたスニーカーの名作ですが、若者にとっては「有名なのは知っているけど、履いたことがない」的な存在のよう。近年はSAMBAに代表されるフットボール、トレーニング系が人気。だからこそ、こうした品の良いテニスシューズが再び気になりつつあります。
僕もスタンスミスの白&グリーンだけで10足以上は持っています。年代によるフォルムの違いや、ちょっとしたステッチの入り方で大きく印象が異なります。それが気になったり楽しめるのも、そもそもがシンプルゆえ。スタイリングに引き算ができる数少ないスポーツシューズは、服選びが簡単そうに見えますが、じつは奥が深かったりする。それもまた楽しいのです。
FUG.
初めてスタンスミスを履いてから30年以上が経ちますが、自分のファッションサイクルが大人っぽく変わるときに、自然と選ぶシューズでした。でも年齢も重ねるうちに、その考えは逆転し、今は少しカジュアルに見せたい時にさらりと合わせたいシューズです。ヨーロッパの若者のような、古着っぽいスタイルにスタンスミス。このくらいの少し抜けたバランスが気分です。それが似合って見えるように、体型維持もしないと、と焦る今日この頃です。
FUG.
このモデルは名前の通り、僕が一番好きな80年代のスタンスミスの木型を再現していて、すっきりとシャープなフォルムが特徴。2010年頃にこのモデルが発売されたときに、当時の現行のモデルとの美しさの違いにおどろいて、5足まとめ買いしたのも覚えています。この前久しぶりに履こうと取り出したら、ヒールカップの接着が剥がれていて、寿命を迎えていました。これを機に新たに一足、新調したいと思います。
コーディネートにおすすめのアイテム
・やや細身のブラックジーンズ
小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。