adidas Originals for BEAUTY&YOUTUH | HANDBALL SPEZIAL LOAFER
adidasの一番の推しモデルがローファー仕様に
革靴というより上品なスケシュー感覚で
メンズライクに履きたいローファー
ウィメンズで「サンバ」の人気が長く続き、次にバリエーションを増やしながら注目を集めているのが「ハンドボール スペツィアル」です。前者がフットボール用のトレーニングシューズなら、後者はその名前の通りハンドボール用で、1979年に誕生した競技シューズがルーツ。出自はまるで異なるし、屋外と屋内という用途の違いがある。それでも現在のファッションには非常に近い場所に着地しているのがユニークです。
FUG.
トゥの作りが決定的に違うため「サンバ」に比べると「ハンドボール スペツィアル」は視覚的に丸みがあり、ややボリュームがあります。アッパーの起毛感もあって全体的に柔らかい印象です。別々のスポーツから生まれた、<アディダス>を象徴する2モデルですが、どちらも革靴の要素を取り入れた派生モデルがシーンを盛り上げています。とくにヴァンプに丸みのある「ハンドボール スペツィアル」は、ローファー仕様とすごく相性が良い。僕はシンプルな黒のレザーを持っていますが、革靴というより少し上品なスケートのアフターシューズ的な感覚で捉えています。女性が履くなら、カジュアルなスタイルを少しメンズライクに見せてくれるローファーだと思います。
FUG.
シルエットが細い「サンバ」はメリージェーンとか、より女性らしい文脈へと変換したモデルが多く、以前にもここで紹介したばかりです。それに対してこのビューティ&ユース別注は、オリーブのアッパーが魅力的。ちょっとアーミーっぽい雰囲気もあって、より無骨でメンズらしく配色されています。ただ、上から見るとモカシン部分にパイピングが施されて、そこにはイタリア靴的な品の良さもある。U字もラインがかなり目立ってくるので、だいぶ印象は変わると思いますよ。
小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。