adidas Originals for BEAUTY&YOUTUH | TOBACCO
昨年よりも今年の方が、このスウェードが気分
昨年の完売カラーに着想を得た
B&Y別注モデルが今年もリリース
昨年にもこれとすごくよく似た<アディダス オリジナルス>の「タバコ」について、この連載で書いています。黒のスウェードにほんのり茶色のスリーストライプ。今年のビューティ&ユース別注はライニングの色など絶妙にトーンが変わっていますが、印象的にはかなり近い。前回、とても好評だったようなので、買い逃してしまった人は、ぜひおすすめです。
FUG.
「タバコ」は1970年前後に発売された、当時のレジャーシューズを代表するモデルです。その後、世界各地のリゾート地から名付けられたモデルが数多く登場し、のちになって「アイランドシリーズ」と呼ばれる系譜の源流的につ習っています。ちなみにモデル名の由来として語られているのが、中央アメリカのカリブ海に面したベリーズにあるタバコ・ケイ島です。調べてみると、住民は20人くらいしかいないようでした。よくもこの極小の島をその当時に目をつけたな、と感心します。シューズの知名度の高さと、この島のマニアックさがアンバランス過ぎます。
FUG.
そこがこのシューズの不思議なところでもあります。僕が知る限り、アイランドシリーズには20以上のモデルが存在していますが、「タバコ」が本当にそこに属しているか、公式資料がないのでよくわかりません。でも、そんな昔の話は、ちょっと謎めいているくらいがいいんです。僕は(おそらく)初めて復刻された2000年のリイシューを履き潰した思い出が、いまの自分のファッションにも影響を与えています。この柔らかなスウェードと薄いソールは、25年前よりも昨年よりも、今年の方が気分。そういう人も多いのではないでしょうか。この秋冬なら、ちょっと細身のトラウザーズに合わせて、少しクラシックな装いで履きこなしたいです。
コーディネートにおすすめのアイテム
・ストレートのトラウザーズ
小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。