<ホカ> ボンダイ 9
「クッションのパワーを感じたい人はボンダイがおすすめです。」
ホカの代名詞がアップデート
新素材で安定したフィット感
ホカのシューズを選ぶときって、履き心地とか快適さを求めている人が多いと思うんです。特にこの「ボンダイ」は、ホカのラインナップの中でもクッションにこだわったデザイン。それでいて、ボリューム感があるけど、すっきりと見えるルックスも支持されている。ホカの定番として、長く愛されているシリーズです。

そんな「ボンダイ」に、9作目の「ボンダイ 9」が今年発売されました。これまでの柔らかな履き心地に加えて、素材がアップデートされたことで反発力も高まったそう。ミッドソールは、足裏とかかとを包み込むオリジナルのフレーム構造なので、安定感も増しています。デイリーユースはもちろん、これまで以上にパフォーマンスシューズとしても活躍しそうだなと思いました。

加えて、初期モデルの復刻にも積極的なのが最近のホカ。創業からまだ十数年ですが、自社のアーカイブを掘り起こしたり、初期カラーを復刻する動きが確立されつつあります。そんな流れもあって、今のホカにはどこかストリートっぽい空気も感じます。ロードやトレイルのランニングシューズとしてだけではなく、スニーカーカルチャーの文脈も取り入れたホカの新しいアプローチ。これからのリリースも楽しみに待ちたいなと思います。


小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。
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