ホカ|ホパラ 2

夏の水辺でのアクティビティに、おしゃれを持ち込みたい人へ

街とアウトドアをシームレスに
都会的なハイキングシューズ

ここ数年、スタイリングのポイントとして、クロッグ型のデザインを見かけることが増えました。<ビルケンシュトック>の「ボストン」はモードの世界でも人気が出ているし、アウトドアブランドによる靴紐のないリカバリーシューズが、そのトレンドを加速させたと思います。なかでも<ホカ>はその火付け役。脱ぎ履きが簡単で、履き心地の良いスライドタイプのモデルを多くリリースしてきました。

FUG.

今回紹介する「ホパラ 2」もその一つ。サンダルのディテールに、<ホカ>らしい厚底ソールを組み合わせた人気シリーズです。上から見るとスニーカー、横から見るとサンダルのような曖昧さに、今っぽいムードを感じました。アッパーには撥水加工がされていて、水陸どちらでも着用できる夏のアクティビティにぴったりなシューズ。メッシュ素材だから速乾性に優れるし、凹凸のあるアウトソールが岩場でもグリップ力を発揮してくれます。

FUG.

初代「ホパラ」は、アッパーに切り込みが入った仕様でしたが、よりスニーカーに近いデザインへアップデート。上から見た時のシルエットが、僕の好きな「マファテスピード」シリーズに似ているところも気に入っています。スニーカーの要素が強くなったから、普段アウトドア向けのシューズを履かない人でも違和感なく取り入れられるはず。ショートパンツと合わせても、ラフになり過ぎず、品よくまとまるのではないでしょうか。

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小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。

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