サロモン|XT-6 GTX

服がシンプルなとき、足元はサロモンの色を頼りにしています。

マウンテンスペックの<XT-6>
上品なトープカラーは街で履きたい

1947年にフランスで創業した<サロモン>は、もともとスキーエッジの研磨工場からスタートしたメーカー。現在では、スキーからトレイルランニングまで、あらゆるマウンテンスポーツで支持を集めるブランドに成長しました。2013年にリリースされた<XT-6>は、ファッションシーンでも話題になり、今ではトレンドのスニーカーの代名詞として挙げる人も多いのではないでしょうか。

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ブームの火付け役は、パリのセレクトショップ、<ザ・ブロークン・アーム>。お店のスタッフたちが好んで<サロモン>を履いていたところから、後に両者のコラボレーションへとつながり、ファッション感度の高い人たちへ広まりました。僕もパリへ行く度にお店に行きますが、<ザ・ブロークン・アーム>は、ラグジュアリーなものとスニーカーをミックスする提案が自然で、参考になります。<サロモン>の魅力は、他のスポーツブランドにはない、ヨーロッパらしい品のある色使い。この<XT-6 GTX>も、ブラウンとピンクを混ぜ合わせたようなトープカラーに惹かれました。

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スタイリングに色を取り入れたくなったとき、僕は服全体ではなく、靴をポイントにすることが多いです。そんな時に、上品なカラーリングの<サロモン>が活躍してくれる。どんな服に合わせたら履きこなせるか、スニーカーをきっかけにスタイリングを考えることで、自分の凝り固まった感覚をアップデートしているつもりです。こういう色を街中でうまく履きこなしたいなと思います。

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小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。

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