PUMA|ブラジル OG

ブラジルの英雄のためのフットボールシューズが、ヴィンテージ感たっぷりに復刻されました。

別注だからこそ気づいた上質さ
トレンド感も楽しめる一足

<PUMA>のフットボールシューズは、今のスニーカーカルチャーにおいて、大きな流れを作っていると思います。僕も少し前に、サッカースパイクをモチーフにした「キング アバンティ」を手に入れてよく履いています。<PUMA>の古いトレーニングシューズは、「クライド」や「スエード」といったコートシューズと比べ、つま先にデザインが入ったものが多い。そこがレトロな靴の象徴だし、トレンドを形作っている理由でもあるのかなと。

FUG.

<BEAUTY&YOUTH>別注の「ブラジル OG」にも、つま先の補強やシルエットに今っぽいムードを感じました。ベースのモデルは70年代のフットボールシューズですが、タウンユース向けにアップデートされています。特に、ひび割れ加工が施されたアッパーが印象的。最近はあまり見かけない仕様ですが、自然なヴィンテージ感を出しつつ、ハードすぎない仕上がりで、当時の<PUMA>が持つ上品さが際立っています。それは加工のないインラインのモデルでは気づかなかった発見で、この別注ならではの魅力だと思います。

FUG.

先に触れたつま先のディテールは存在感がありますが、ストンと落ちるスラックスに合わせて、さりげなく顔を覗かせるくらいだとちょうどいい足元のアクセントになります。プレーンすぎるシューズでは物足りないと感じる時、ぜひおすすめしたい一足です。

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小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。

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