LAST RESORT AB|VM005
ローファーよりもローファーらしい快適なスニーカー
ストックホルムの上品な空気を感じる
落ち着いていて、心地よいデザイン
スウェーデンはストックホルム発のラストリゾートABは、ここ2年くらい僕の玄関にずっと並んでいるスケートシューズブランドです。“ワールドプレミア”とよばれるふたつの目と手のマークが目印。2020年のスタート時はいわゆるシンプルでクラシックなスニーカーが中心でしたが、ここ近年、モックやローファー型といった革靴ライクなアッパーが増えてから買い始めました。このタッセル型のスニーカーは、黒と茶色の2色を所有していて、服の雰囲気によって履き分けています。
FUG.
多くのモデルに採用されている、独自開発されたインソール「CLOUDY CUSH」の履き心地がすごくいい。スケート時の衝撃吸収性やヒールのホールド感など、激しいアクションにこだわった作りは、僕ののんびりした日常を心地よく包み込んでくれます。最近はローファー型のスニーカーを多くのブランドで見かけます。でもそれらは革靴に似せつつも、意識的に距離をとっているというか、ハイテクな雰囲気がミックスされていて主張が強かったりする。でもこの「VM005」は、ソールがロープロファイル(低重心設計)で落ち着いて見える。それでいて疲れにくいところに、魅力を感じています。
FUG.
紐のないスリップオン形状だけど、ヒールカップがしっかり作られているから足にフィットするし、シルエットも品がある。膝下がストレートのジーンズやスラックスとの相性がいいので、ちょっとドレスよりのスタイリングに抜け感を作る時にもおすすめ。今期なら、チノパンと合わせて少しトラッドな雰囲気を作ってもよさそう。と、とにかく万能なので、一足あると本当に便利だと思います。
コーディネートにおすすめのアイテム
▶細身のスラックス
▶ベージュのチノパン
小澤 匡行
1978年生まれ、千葉県出身。大学在学中に1年間のアメリカ留学を経たのちに編集、ライター業をスタート。著作に「東京スニーカー史」(立東舎)、「1995年のエア マックス」(中央公論新社)など。