
ストライプ柄スーツのおしゃれな着こなし方|柄の種類ごとのポイントとネクタイの合わせ方
代表的なストライプの種類からVゾーンの作り方まで、失敗しないストライプ柄スーツの実践テクをわかりやすく解説します。手持ちのスーツは無地ばかりで、着こなしがいつも単調になってしまうという方はいませんか?そんな方に挑戦していただきたいのが“ストライプ”のスーツです。縦ラインがすっきり見えを叶えつつ、装いに知的なムードと力強さをプラス。派手になりそう…と敬遠しがちな方も、選び方と合わせ方のコツさえ押さえれば大丈夫です。
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ストライプスーツの魅力とは?

ストライプスーツの魅力は、無地に比べて“威厳”と“洒落感”を同時に与えてくれること。さらに、縦のラインが視覚的に身長を高く、体を細く見せる効果も期待できるのも嬉しいポイントです。色はネイビーやグレーが王道で、ピッチ(線の間隔)やコントラストの強弱で印象は大きく変化します。英国では銀行員に愛用された歴史から「バンカーストライプ」と呼ばれる柄もあり、落ち着きと威厳をさりげなく演出できます。ただし、洒落感があるがゆえに、新卒採用などの控えめできちんとした装いが求められる場では着用を避けるようにしましょう。
代表的なストライプ柄
ひとえにストライプ柄といっても、その見た目は少しずつ異なり、与える印象も変わってきます。
ピンストライプ

「ピンストライプ」は“針の頭”のような極細点が縦に連なって見える繊細なストライプ。控えめで上品、近くで見るとわかる程度なので、初めての一着にも最適です。シャツやネクタイの自由度が高く、無地タイはもちろん、小紋や細ストライプとも合わせやすいのが長所です。
ペンシルストライプ

「ペンシルストライプ」は、鉛筆でスッと線を引いたような細めの等間隔ストライプが特徴。ピンより太く、チョークより細い“ちょうどいい存在感”が魅力です。輪郭がくっきりしているため、シャープでスマートな印象に。タイドアップの日や、きちんと見せたい日の打ち合わせにも活躍します。
チョークストライプ

黒板にチョークで描いたような、ややぼかしのある太めの線で表現されるのが「チョークストライプ」。クラシックで貫禄のあるムードを作れるため、管理職などの役職を持つ方にもおすすめです。柄の存在感が強めなので、シャツやタイは無地や小紋でまとめると大人っぽく着こなせます。
ストライプスーツを着るコツは「2柄以内」

Vゾーン(スーツ・シャツ・ネクタイ)は「合計2柄まで」が安全圏。例えば、スーツにストライプを使ったら、シャツとネクタイのどちらかは無地にして、もう一方で小紋やストライプを足すイメージとなります。色数も3色程度に抑えるとまとまりやすく、ピンストライプには細小紋、チョークには無地や控えめ小紋など“強弱のバランス”も意識しましょう。
「無地ネクタイ」で悪目立ちを回避

ストライプスーツをまだあまり着慣れていないという方は、「無地ネクタイ」による着こなしから挑戦することがおすすめ。スーツのストライプと喧嘩せず、きちんと感を底上げします。シャツに細ストライプを選ぶときも、色味を近づけた無地タイなら落ち着いた印象に。ネイビー、グレー、ボルドーの三色の「無地ネクタイ」があると、より使い回しが効きます。
「小紋柄ネクタイ」でメリハリをつける

小さなモチーフが規則的に並ぶ「小紋柄ネクタイ」は、上品さを保ちつつアクセントを作れる万能柄。線のストライプと点の小紋で“柄の種類”を変えるとVゾーンにメリハリが生まれます。色はスーツの一色を拾うと統一感が生まれて洗練された印象に。
「ストライプ柄ネクタイ」は柄の間隔に注意

スーツもネクタイもストライプでまとめるなら、ストライプ柄のピッチ(線幅・間隔)を“ずらす”のが鉄則。スーツが細ピッチなら太めのストライプのネクタイを、スーツが太めのチョークなら細ピッチのタイを。色数は全体で2〜3色に絞り、スーツかネクタイのどちらかを落ち着いた配色にするとより上品に。さらに、スーツとネクタイとで色のコントラストに差がでるように意識すると、柄同士が喧嘩せずVゾーンに強弱と立体感が生まれます。
“縦のライン”を味方に、都会的な装いに
ちょっと派手と敬遠されがちなストライプスーツですが、実は装いを簡単にアップデートできる“ビジネスパーソンの強い味方”。柄の種類とVゾーンのルールを押さえれば、派手にならず知的で頼れる印象を作れます。まずはネイビーやグレーの「ピンストライプ」や「ペンシルストライプ」から。慣れてきたらチョークや太ピッチに挑戦を。次の商談やプレゼンなど、装いで一味違う印象を与えたいときに、ストライプ柄の力を味方につけてみてください。

橋本慎司
フリーエディター
1989年生まれ、沖縄県出身。ドレスファッション雑誌『MEN’S EX』の編集部を経たのちフリーランスとして独立。ビジネススーツやオン・オフのジャケットスタイルなどを紹介する誌面やWEB記事を手がける。1950〜60年代米国のアイビーファッションを好み、学生時代よりスーツをビスポークオーダーし愛用する。
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