京都は世界有数の観光の街である前に、学生の街であり、奥ゆかしくも一本筋の通った京都人の街。4月7日のグランドオープン以降、まさしく、そんな大学生から女将さんたちに支えられているのが、このお店。コロナ禍の只中において、地元のお客さんたちに励まされているのを感じるとはスタッフ全員の思いです。
シャツにニットベストの合わせは、〈ビューティ&ユース〉定番のコーディネート。普段はパンツスタイルにしがちですが、着丈が長めのヘリンボーンのスカートを合わせて女性らしくアップデート。ほっこりした素材同士の組み合わせも、ブラックのショートブーツを履くことで全体のバランスを引き締めます。
もうひとつのコーディネートは、〈ビューティ&ユース〉のスキッパーストライプシャツ×テーパードパンツの組み合わせ。シャツはハリ感のあるタイプライター素材でキレイめですが、今季らしいビッグシルエットと、肩の落ちたシルエットでシャツでもカチッとしすぎないところが魅力。全体をワントーンのブラウンで統一して足元は足の甲が見えるパンプスで抜け感をプラス。
着ている宮部由季子はビューティ&ユースのリーダー。ランチでよく行くのは、歩いてすぐの『永正亭』というお蕎麦屋さん。

藤井大丸の正面入り口から入ってすぐ右手にあるユナイテッドアローズ 京都店。お店に入って右奥の四条通り側にあるのが、ビューティ&ユースのコーナーです。今季のシーズンディレクションは「STANDARD STYLE」。クリーンでクールな感覚をベースに、ビューティ&ユースらしい“カジュアル感”を再構築したコンセプトです。「GRUNGE」「MILITARY」「MINIMAL CHIC」をキーワードに、カジュアルだけど品がある、時代のムードを感じる服を提案します。
人気の〈チノ〉とのコラボアイテムは2018年から作っていて、今季は初のクルーネックニットを別注で製作。スカートも〈ニアー ニッポン〉との別注で。トレンドカラーであるイエローを引き立てるブラックニットを合わせたコーディネートです。ボリュームはありますが前後に差をつけたシルエットがキレイなラインを作ります。足元はグレータイツ、ホワイトバレエシューズでUAらしく品よく、軽やかにまとめました。
〈ユナイテッドアローズ〉の一押しツイードベストは、一流メゾンでも使用される素材を贅沢に使ったアイテムです。〈イウエン マトフ〉のクラシック感のあるボウタイ風のデザインブラウスや、同じく〈ユナイテッドアローズ〉の一押しサテンパンツで艶っぽく合わせました。
着るのは2児の母でもある京都市出身の小林由佳。2012年からずっと京都のお店に関わっています。京都店は働くお母さんが多いのも特徴です。

藤井大丸を入り、そのまま右手の通路を歩いていると、自然とユナイテッドアローズのコーナーに入っていきます。今季のシーズンディレクションは「PURENESS」。ユナイテッドアローズらしいクラシックなスタイルをベースに、色や素材、サイズ感で優しく女性らしさを加え、シルエットも女性の柔らかさ、大人の女性のピュアさを表現。大切にしたいのはニュアンスカラーで、ニュアンスカラー同士のスタイリングも提案。素材も柔らかく、優しいものがメインとなります。一方で、対極にあるレザーやフェイクレザーを組み合わせ、強さと優しさのバランスにこだわりました。セレクトブランドは、〈ハイク〉〈ザ・リラクス〉〈チノ〉などを中心に取り揃えています。
