Feb. 2021
これだと思ったものを直感で買うのもいいけれど、
本当に使える良いものをじっくり吟味して選ぶのも大切なこと。
毎日でも着たくなる、そんな
デイリー使いで活躍してくれるアイテムが揃いました。
Photo_Koji Honda
Text_Tokiko Nitta
For Women
01
プレーンなデザインが日常の味方。
奇をてらわないプレーンなデザインほど、素材やシルエット、縫製のクオリティが重視されます。そんなこだわりのモノづくりを続けている〈オーラリー〉と〈ビューティ&ユース〉の別注モデルが今季も登場です。軽やかなウール素材のスリットワンピースと、メンズサイズを採用し、別注色をオーダーしたロングスリーブTシャツ。どちらも日常で着られるシンプルなシルエットだからこそ、肌触りがよく滑らかな素材の良さが際立ちます。自宅洗いが簡単にできる気楽さも、デイリーアイテムにはうれしいポイント。気負いのない普段着こそ、行楽の多い春の日を待ち遠しくさせてくれるはず。
02
新時代の幕開けに、幸せのコインひとつ。
素敵な一年になりますように。そんな願いを胸元に宿して、刻々と状況が変わるアンバランスな世界を乗り切りたい。〈マリハ〉の手がける古代コインをモチーフにした〈ユナイテッドアローズ〉別注ネックレスは、可憐なルックスのなかにも、自立・平和・勝利を感じさせる力強いデザインが魅力です。表面に描かれているのはカッパドキア王国の王・アリアラテスの横顔と、裏面には勝利の女神とリースを抱いたアテナの姿が。古代のモチーフにほのかなロマンを感じながら、つけるだけで勇気がもらえそうなネックレスを今年のラッキーアイテムに。
03
わたしのキレイはジーンズが作る。
お気に入りのジーンズが1本あると、コーディネートの幅だけでなく、心に余裕もできそうです。1979年に誕生した〈サムシング〉は、女性のボディラインを徹底的に研究し、美しくみせることを追求した女性のためのジーンズブランド。時代とともに流行は変化するものの、自分の体をキレイに見せられるアイテムをいつの時代も欲するのが女心。〈グリーンレーベル リラクシング〉との共同開発で、スタイルアップを叶えてくれるワイドシルエットの1本が完成しました。この春は、こなれ感も演出できるブラックカラーがおすすめです。
For Men
01
green lebel relaxing
おしゃれからサスティナブルを考察。
ペットボトルをリサイクルしてつくったポリエステルとコットンを用いて製作された〈ユニバーサルオーバーオール〉と〈グリーンレーベル リラクシング〉の別注バンドカラーシャツ。近年高まりつつある「環境に配慮した暮らしを心がけたい」というムードを、おしゃれの視点から考察することで、自分の装いに新しい世界が広がるかもしれません。一枚でも様になるバンドカラーシャツは、季節によって多彩なレイヤードが楽しめる汎用性の高さも魅力です。いまの気分にぴったりの、ほんのりゆるいフィット感で、そろそろ春の装いにチューニングを合わせてみては。
02
自分の気持ちをあげるなら。
1970年代、当時無名のリチャード・ギアを撮影したことをきっかけに写真家となり、オリビア・ニュートンジョンの「虹色の扉」やマドンナの「トゥルー・ブルー」のジャケットを手がけて一躍人気写真家として台頭したハーブ・リッツ。彼の得意とするモノクロフォトをプリントしたシャツやTシャツを〈モンキータイム〉から発売します。着心地のよさとデザイン性が両立され、従来のデイリーウェアとは一線を画する存在感。家での時間が増えるいま、いかに気持ちのあがるリラックスウェアが必要かを実感する人も多いはず。装う楽しみを今一度考えさせられる貴重なアイテムです。
03
ベーシックが見せる安心と刺激。
世に流通するものよりもヘビーオンスの素材をルミノア社へリクエストして製作された〈ユナイテッドアローズ〉のバスクシャツ。ややドライな風合が増したことで、着たときに感じるのはスウェットのような心地よさ。型紙を一から作成し、身幅はややルーズでオーバーサイズなシルエットに。太めの袖は長さを9分丈に設定することで、動きやすく実用面も配慮されています。洗練されすぎない、ほどよい野暮ったさと愛嬌。そんな魅力を兼ね備えた新生バスクシャツは、着慣れたベーシックな装いを刷新してくれそう。