石と洗えば、
アメリカンエレガンス。

+ info

001

デニムの街、岡山に本拠を構えるCIOTAに、カツラギのトラッカージャケットと5ポケットパンツを別注。シャツを羽織るような軽やかなジャケットも、ややテーパードしたバギーなパンツも、たっぷりビッグシルエット。クリーミーなアイボリーホワイトは品のよさを、アメリカンビンテージのようなアタリ感と柔らかさはストーンバイオ加工で。

バレエシューズは
真紅か、純白か。

+ info

002

ヨーロッパではよく目にする、porseliのルージュ。ジーンズにTシャツくらいの足元で輝きを放つのが夏の赤のよさ。純白のバレエシューズは珍しいローヒール付きで、花嫁さんにもおすすめな、凛とクラシックな1足。バレエシューズはジャストサイズを選べば足袋のように足に密着し、履くほどに屈曲して馴染む感覚が醍醐味。

レディー&ガールなデニム。

+ info

003

ジーンズブランドのように「Steven Alan Jeans」とタックボタンに刻み、12ozデニムでベーシックに仕立てた、ハイウェストジーンズとミニスカート。どちらも一見どこにでもありそうだけど、ジーンズは腰回りをすっきりさせつつも丸みを帯びたシルエット、ミニスカートは短すぎず長すぎずの絶妙な丈感で、落ち着いた女性らしさとヘルシーな少女感を密かに宿す。

クラシックだけど、
出しゃばらない。

+ info

004

イギリスのMIMI BERRYへの別注は、いつもの「FRANK」に、新型の「DAPHNE(ダフネ)」。ネイビーのベジタブルタンニンレザーを使った「FRANK」は、長財布や充電器も収まるのにかさばらない絶妙なサイズが使いやすさのワケ。「DAPHNE」は古着屋さんの隅に眠ってそうなクラシックなポシェット。背面を表革でこしらえているので、自立できるという特技も。

1枚で、きちんと感。

+ info

005

今季はニュアンスのあるバイカラーに落とし込んだ、スタンダードナンバーのニットポロ。毛羽をなくしたコットン糸を使ったなめらかな触り心地のハイゲージニットは、ジーンズとラフに合わせたり、インテリな雰囲気をほんのり漂わせてオフィスで着てみたり。ロングスカートに裾を入れ込み、腰回りにふわりとパフをつくる、お嬢さんな着こなしもまた、春らしく。

佇まいはクール、
着心地はルームウェア。

+ info

006

うららかな陽気が、私たちを誘い出す春の季節。このスウェットシャツとスウェットパンツは、手抜き感なくリラックスした装いで過ごしたいときの最適解。表地は細かなループの編み地が特徴のブークレ素材で、砂浜のようなナチュラルな質感がとっても上質。裏地にはストレッチ性のあるソフトな生地を用い、部屋着さながらの心地よい着用感。

用の美の不自由さも一興。

+ info

007

イギリスのBradyに別注したのは、フィッシングバッグ「ARIEL TROUT」と、バゲットバッグ「LEVEN」。狩猟という本来の用途に適った頑丈な作りとデザインの不自由さを、女性が扱うことの格好よさってある。表はフォレストグリーン、裏はマスタードのダブルフェイス。パーツのブライドルレザーはダークブラウンで。ミニドレスやワンピースなどのスタイルにどうぞ。

アートなイタリアンシルク。

+ info

008

アブストラクトに咲き誇るチューリップと、トロピカルでご機嫌なチキンが目を惹くシルクスカーフは、シルクの名産地で知られる北イタリア・コモで100年以上続くMANTERO 1902から。貴重なアーカイブデザインに、ニューデザインを重ねたもので、コンサバティブな残り香も感じさせてくれるのがいいところ。三つ巻きの手縫いやフリンジの縁からすでに美しい。

自然の恵みのお守りジュエリー。

+ info

009

世界中で出合ったビーズやテキスタイルでハンドメイドジュエリーを手がけるLAのSEE REAL FLOWERSからアミュレットジュエリーを。今季はブラジルなどの伝統的なお守りエスカプラーリオのようにスクエア型で縫い合わせたディアスキンに天然マテリアルを忍ばせたネックレスや、アバロンシェルで装飾されたブレスレットを。海や大地が育むアートがそこここに。

おいしいデニム。

+ info

010

ライトオンスの地薄デニムを涼しげに仕立てたワイドパンツとベスト。パンツは紐をクロスオーバーさせてウエストを調整するフィッシャーマンパンツスタイルで、腰回りのボディラインも目立ちません。ベストとセットアップで着るとジャンプスーツのようになり、オフモードから、ドレッシーに着飾るパーティーまで、なんなく溶け込む。カラーはブラックとインディゴで。

人たらしのシュシュ。

+ info

011

がさっとひとまとめに束ねる夏の髪の毛には、カナダから届いたA BRONZE AGEのシュシュを。ブラック以外は花柄で、ピンクのものはチェリーブロッサム柄。大胆なのに媚びない雰囲気で、ぽわっと大きなボリューム感がコーディネートを心躍らすアクセントに。

スティーブン アラン的
ギャルスニーカー。

+ info

012

久留米のMOONSTARに、「LITE PRIM」を別注。履き口のパイピングをそのまま靴紐とした足取り軽いデザインで、白はより白いピュアホワイトに、ネイビーの履き口のパイピングは同色に。アウトソールはガム色にし、インナーはざらりと素足に気持ちいいキャンバスを。MOONSTARのロングセラー「ギャルスニーカー」のスティーブン アラン版ということで。

工芸的パナマハット。

+ info

013

アメリカとエクアドルにルーツを持つ、Jennifer MorayによるハットブランドNINAKURU。カリフォルニアでデザインしたのち、伝統的な技術が残るエクアドルの街で手作りする、エシカルなパナマハットをスペシャルオーダー。繊細で幾何学的なレース編みのもの、装飾の控えめなメンズライクのもの、ネックストラップのついたつば広のものが完成。

天然石のジュエリーに
記憶を込めて。

+ info

014

ベネズエラ出身のシンシア・ヴィルチェス・カスティリオーニが、子どもの頃の思い出などを題材にジュエリーを手がけるALIITA。たとえば、ベネズエラの朝食でよく食べられるアボカドや、初めて断面を見てびっくりしたグアバを、手作業で丁寧にカットした天然石を用いて形作る。アボカドには種に見立てた淡水パールをつけてみたり。ゴールドチェーンもオリジナル。

暑さにとろける真夏の戦闘服。

+ info

015

お日様カンカンの灼熱サマーを乗りきるための、ポリエステルコットンの半袖シャツとイージーロングスカート。ジリジリとした凹凸のあるクレープ素材は肌にまとわりづらく、風が吹けばひらりとなびき、火照った体に空気が通り抜ける。

NYモードなアーツ&クラフツ。

+ info

016

NYのRACHEL COMEYからトートバッグを3つ。’60年代からNYで活動する造形作家のジョーン・ジョナスが創作した映像をデザインとしたバッグで、アーティストのステージコスチュームを手がけるレイチェルらしく、衣裳のための特殊な素材を使いアーツ&クラフツな装飾美に仕立てた。服がシンプルになる夏には、これくらい思いきったトートバッグを。

気品のある職人の靴。

+ info

017

「職人の靴」という意味の社名どおり、高品質でクラシックな革靴を作るスペインのARTESANOSにスペシャルオーダーしたのは、オールスエードのビットローファー。しっとり柔らかい革を、すんと伸びたつま先、控えめのヒールといった細身で品格のある今らしい時代感で形作った。サンドベージュにはサックスブルーのデニムを。冒険は黒味がかったレッドで。

季節は巡り、
ふたたびレースブラウス。

+ info

018

春になると思い出すのが、フラットカラーのロングスリーブレースブラウス。今季はアンティークのカーテンやテーブルクロスを思わせる親しみやすいフラワー柄で、透明感のある墨色がニューカラー。どこか懐かしいフラワーレースは、カーディガンとして羽織るだけでエレガント。ダメージジーンズなどのエッジが効いたボトムスとの相性も、思いのほかよい。

ハイカラな
のびるアンサンブル。

+ info

019

スモーキーなピンク、イエロー、ネイビーの彩りを、独自のピッチで組んだカットソーとカーディガン。下駄の鼻緒にありそうな色合いがポップに見えるのは、おへそが覗きそうな短い丈、コンパクトなサイズ感、細長い袖といった今めかしいシルエットによるもの。ミョンミョンと伸びてキックバックの強い肉厚なリブ素材は、体にフィットしつつも、窮屈さはなし。

オブジェのような宝飾品を。

+ info

020

ひとつ着ければ、素朴な服装もモダンにアップデートしてくれるLAのSOPHIE BUHAI。シルバージュエリーは繊細さとダイナミックさを併せ持ち、ブレスレットは見る眼に力強く、球体のシルバーがついたチョーカーは足首に巻いても素敵。アシメントリーのリボンバレッタや、神秘的な光沢を放つアバロンシェルを模した髪留めも、芸術的なうえに、強い女性らしさが漂う。

Photographer
Toru Oshima

ARCHIVE

←
←

FEATURE