Lee × Scye for UNITED ARROWS Lee × Scye for UNITED ARROWS

Lee × Scye for UNITED ARROWS

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前回、大好評を博したユナイテッドアローズの
別注企画として誕生した〈Lee〉と〈Scye〉による
カプセルコレクションが今季も登場。
既視感のある再現性に優れた復刻ではなく、
あくまで三者協業による
オリジナルプロダクトの制作を命題に掲げ、
前作と負けずとも劣らない見所が満載となった
ラインナップの魅力をお伝えすべく、
仕掛け人の一人である〈Scye〉パタンナーの
宮原秀晃氏にインタビューを敢行。
本作にかけた想いと、別注アイテムの枠を超えた、
“本気度”が伺える貴重な内容をお届けします。

Text by Yuho Nomura
Photography by Toru Oshima / Illustration by Hisayuki Hiranuma

COWBOY JACKET

  • COWBOY JACKET
  • COWBOY JACKET
  • COWBOY JACKET
  • COWBOY JACKET
宮原秀晃氏

今回新たに製作したのが、「COWBOY JACKET」をベースにしながらオリジナルパターンで仕上げたデニムジャケット。こちらは大戦モデルをベースとしながら2本針環縫いの丈夫な縫製やセルビッチ付の右綾で13.5オンスの白耳デニムで再現。当時のモデルをこよなく愛するファンの方にも納得いただける仕上がりになっているのではと思っています。そして個人的なこだわりとしては、バックプリーツ。よく見ると直線的なステッチではなく、大戦時期のモデルにもみられたカーブした縫製で仕上げたことで、可動域に快適性を付与し、優れた着用感を実現していること。さらに細いところで言うと、この年代の「COWBOY JACKET」では珍しい曲線を描いた胸ポケットのフラップデザイン。当時の象徴的なデザインでありながら、希少性の高いディテールでもあるので、そうした些細な違いも楽しんでもらえたら嬉しいですね。

COWBOY PANTS

  • COWBOY PANTS
  • COWBOY PANTS
  • COWBOY PANTS
  • COWBOY PANTS
宮原秀晃氏

前作から引き続き製作した「COWBOY PANTS」は、40年代の「101 COWBOY PANTS」をベースとしたワイドストレートで、13.5オンスの白耳右綾デニムやお馴染みの「レイジーSステッチ」を省略したバックポケットのデザインなどのディテールは変わらず。今回は、ワンウォッシュでリジッドとは異なる着用感、さらに穿き込むことでの経年変化や縮みから生まれるバックヨークのギャザーが自然と表現され、愛着を持って育てる楽しさも味わえると思います。また、今季はゆったりとしたサイズ感での提案をしたかったのでパターンを一から引き直すか悩んだのですが、あえてパターンはそのままに前作のサイズ展開からさらにひとつサイズをプラスしたことで、スタイリングにバリエーションと深みを与えてくれました。「COWBOY JACKET」とのセットアップでの着こなしが特にオススメです。

LOCO JACKET

  • AAA
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宮原秀晃氏

元々は鉄道工員用につくられた作業着で、ヴィンテージウエアに傾倒する人たちにとって特別な時代でもある40年代大戦期の型をベースにした「LOCO JACKET」は、完成度の高かった前作のモデルを引き続き踏襲しています。〈Scye〉らしい「ピボットスリーブ」を変わらず採用し、腕周りの可動域が広がったお馴染みのフォルムやパターンワークも健在です。ワークウエアとして補強された襟元の縫製にもこだわり、なにより最大の見所となるアップデートのポイントは、よりヴィンテージライクな風合いが増したワンウォッシュの生地を採用した点。これまで以上に洗練された印象を与えてくれて、当時の簡素化したディテールでもある胸ポケットの省略もテーラードジャケット感覚で羽織れることもあり、今まで以上にユナイテッドアローズらしい着こなしとしても馴染んでくれると思います。

TOTE BAG

  • TOTE BAG
  • TOTE BAG
宮原秀晃氏

そして今回は衣類以外の小物も製作していて、まずは「TOTE BAG」。トリプルからダブルに簡略化されたステッチワークやスマートフォンや財布などを収納するのにちょうどいい大きさで設計された外付けのポケットは、補強布や縫製を省略した「101 COWBOY PANTS」のバックポケットのデザインを忠実に再現。さらには、そのポケットの上部に配置したユニオンチケットは前作から別注企画用にデザインしていたもので、今回も各アイテムに施されているのですが、よく見ると細かいネーミングやデザインを変更していて、遊び心を利かせています。当初はあくまで当時のモデルを踏襲したデザインをテーマにしていたため、表には出さずにポケットの裏地などにさりげなく配していたのですが、今回遂に初のお披露目ですね(笑)。もちろんトートバッグとしての機能性も考慮したマチの広い設計もクラシックな雰囲気が残っていて気に入っています。

BASEBALL CAP

  • BASEBALL CAP
  • BASEBALL CAP
宮原秀晃氏

トートバッグと合わせて、トータルのコーディネイトをより楽しんでもらいたいという想いで製作した「BASEBALL CAP」がこちら。アメカジと言ったらハットよりもキャップだろうという個人的な趣向もあって依頼したのですが、ブリムに対してやや小さめのクラウンも今季らしいフォルムで、何よりフロントのユニオンチケットの存在感が抜群で、我ながら出色の仕上がりです。本来は陽の目を浴びることのないディテールではあるのですが、こうした小物アイテムで表出するというのは遊び心が感じられて良いですよね。それはまさに僕ら〈Scye〉の精神でもある“Nobody knows”なこだわりであり、そうした想いを〈Lee〉の生地や背景を通じてユナイテッドアローズと共に表現できることこそが、本来の別注アイテムとしての価値であり、3者での協業という取り組みに大きな意味を持たせてくれますよね。

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