
Key to Dress
Photography by Tomoaki Shimoyama
Hair by Hori
装いは気分を高め、日常に自信を与えてくれる。ドレスはビジネスシーンに限らず、さまざまな場面でその魅力を発揮します。もっと自由に、そして自分らしくドレスを楽しむために。今の気分を映すキーワードから、この秋冬のスタイルをご紹介します。
01
Modern Classic

オーセンティックなデザインとクラシカルな生地感をベースにしながら、現代にフィットする6Bスーツ。広めの肩幅とやや長めの着丈に加え、ウエストへかけてシェイプされた美しいシルエット、そして軽快な着心地が、今の気分に自然に寄り添う。時代を超えて“ハンサム”であり続ける、そんな魅力を備えた一着である。

02
Elegant


ワイドラペル、広い裾幅、深めの股上など、クラシックな趣がかえって新鮮でモダン。ハンドメイドの良さをふんだんに生かしリニューアルしたソブリンのハンドラインスーツ。ソフトな仕立てが生地のドレープを生み、味わい深く色気が漂う一着。
03
Brown Color

今季、欠かせない色のひとつがブラウン。ネイビーやグレーのようなストイックなムードとは異なり、より自由に色合わせを楽しめるのが魅力である。濃淡やトーンの幅が広く、組み合わせ次第で表情を変えられるのもブラウンならでは。装いに豊かなニュアンスをもたらす色である。

04
Print Tie


まるでスカーフのようにかろやかなタッチで表現されたプリントタイ。剣先にまで大胆に広がる大柄のペイズリーモチーフを、繊細な配色でプリントすることで、華やかさの中に抜け感を。存在感がありながらも重たくならず、タイドアップスタイルに遊び心と品を添えてくれる。
05
Decoration


ダブルカフスやカラーピンは、ドレスの中でも数少ない装飾品で、ドレススタイルにより華さを与えてくれる存在。袖口にカフリンクスをあしらえば、クラシックでありながらも新鮮な表情に。さらにカラーピンを合わせることで、ノットが引き立ち、胸元に立体感が生まれる。控えめな中に確かな存在感をもたらすこうした装飾は、スタイルに高揚感を与え、いつもの装いをより一層引き立ててくれる。
06
Texture


生地表面に立体感のある表情を生み出すブークレ素材のジャケット。奥行きのある質感が、シンプルな着こなしにも自然なニュアンスを加えてくれる。柔らかなタッチと軽やかな仕立てがエレガントな雰囲気を演出し、独特の表情が装いにさりげなくも確かな存在感を添える。
07
Chic

オンにもオフにも馴染み、日常の装いにさり気なく変化を添えてくれるのがストール。今季はやや短めのタイプを多くラインナップ。ショートならではの一巻きは、軽やかで潔く、肩の力を抜いた佇まいを演出。控えめでありながら存在感のあるその姿が、シックな魅力を引き立てる。

08
Matte Pocket Square


マットな質感のチーフは、特にドレスダウンした装いにも自然に溶け込む存在。装いに深みと落ち着きを与え、昔の英国らしい素材感を思わせながらも、今のジャケットと好相性。胸元に一枚添えるだけで、確かな変化をもたらしてくれる。
09
Color Socks

ここ数シーズンはパンツの丈が長めで、ソックスがほとんど見えない。だからこそ、見えない部分に気を配りたいもの。
豊富に揃えたカラーソックスは、靴を脱いだときや、ふと腰掛けた瞬間に覗く隠れた主張。人知れず色を楽しむことで、余裕ある大人の遊び心を感じさせます。メンズスタイルにおいて、見えない部分のセンスこそが品格を際立たせてせる。
