ヒトとモノとウツワ ユナイテッドアローズが大切にしていること ヒトとモノとウツワ ユナイテッドアローズが大切にしていること

より良い接客のために。ロールプレイング全国大会に挑んだ6名のプロ意識。

ヒト

2026.09.17

より良い接客のために。ロールプレイング全国大会に挑んだ6名のプロ意識。

三井不動産商業マネジメントが主催する「接客ロールプレイングコンテスト全国大会」は、ららぽーとや三井アウトレットパークなど、全国の施設を代表するスタッフが接客スキルを競い合う大会です。今回は、ユナイテッドアローズ(以下、UA社)から過去最多となる6名が出場。大きな舞台に挑んだ6名に、出場までの経緯や大会を通して得たこと、日々の接客で大切にしていることを伺いました。仕事を通して磨かれてきた、それぞれの価値観やプロ意識を紐解きます。

Photo:Yuco Nakamura
Text:Riho Abe

全国大会に挑んだ6名。それぞれの挑戦のきっかけとは。

今回出場したのは、グリーンレーベル リラクシング(以下、GLR)から竹田 有希さん、若松 由記さん、白木 穂乃実さんの3名。アウトレットからは、冨木 笙子さん、立花 航さん、森田 真由子さんの3名が出場しました。
ーまずは、全国大会に出場したきっかけと、大会に向けてどのように取り組んできたか教えてください。

画像 竹田 有希さん(グリーンレーベル リラクシング ららぽーと安城店)

竹田:昨年育休から復職し、改めて「接客が好き」と感じました。もっと接客力を高めて、お客様の満足につなげたいと思ったことが、出場のきっかけです。また、今後さらにメンバーの育成に携わっていくためにも、接客のノウハウをきちんと言語化して伝える力を身につけるため、初めて出場しました。
大会に向けて、入社以来大切にしている「誰よりもたくさん接客する」ことを改めて意識。お客様が求めている物だけでなく、「これもきっと似合うはず」と思う物をプラス1点提案するなど、日々の売場で実践を重ねました。また、教育チームの方やデベロッパーの方、店舗のメンバーにも練習に付き合っていただきました。

画像 白木 穂乃実さん(グリーンレーベル リラクシング ららぽーとEXPOCITY店)

白木:入社1年目に店長から「いい接客をするから、出てみない?」と声をかけてもらったのがはじまりで、今回が4回目の参加です。いまは関西エリアで後輩に接客を教える立場でもあるので、自身の接客を見つめ直し、技術を磨く機会として出場を続けています。
もともと「人のためになれる仕事がしたい」という思いが強く、カウンセラーの仕事につきたかったんです。ですがこの接客というお仕事が、お客様の不安を安心に変え、その先の楽しさや未来まで一緒に描けることに気づき、今ではこの接客にやりがいを感じています。今回は、自分自身がワクワクした気持ちでお客様と向き合えるよう、趣味を増やしたり、おいしいモノを食べたりと、日々の経験を広げることも意識しました。

画像 若松 由記さん(グリーンレーベル リラクシング ららぽーと海老名店)

若松:接客力をもっと高めたい、挑戦したいという気持ちから、2年ぶりに出場しました。これまでも大会に出場するたびに、スキルアップにつながり、それをお客様に還元できると実感していました。
接客では、お客様のお気持ちやご要望を想像しながら接客をすることを意識しています。また、自分が楽しんでお話ししたり提案したりすることで、お客様にも「楽しい」「幸せだな」と晴れやかな気持ちになっていただけたら嬉しいです。出場が決まってからは、会社や店舗、そしてららぽーと海老名の代表として大会に臨むという意識を持って、店頭に立っていました。

画像 立花 航さん(アウトレット 幕張店)

立花:CS担当としてロープレ大会への参加をメンバーに呼びかける中で、自分も後輩と一緒に挑戦し、同じ経験を共有できたらと思ったのがきっかけです。久しぶりに挑戦したいという気持ちがあり、約5年ぶりに出場しました。
わたしの接客の軸にあるのは、お客様への“共感”です。お気持ちやペースに合わせながら、適切な距離感で居心地のいい時間をつくることを心がけています。出場が決まってからも、あえて特別なことはせず、普段通りお客様との会話を楽しみながら、寄り添った提案を意識していました。

画像 冨木 笙子さん(アウトレット 神戸店)

冨木:いちばんのきっかけは、自分の接客をお客様以外の方にも客観的に評価してもらいたいと思ったことです。後輩を指導する立場になり、「冨木さんに教えてもらえるなら大丈夫」と安心してもらえるよう、自分の接客力を確かめたいという思いもありました。
昔から目指しているのは、お客様が退店するときに“心の中でスキップ”して帰れるような接客です。購入の有無にとらわれず、「またきたい」と思っていただけるよう、不安を解消することを大切にしています。出場に向けては、短い時間でも潜在的なニーズを引き出せるよう意識しながら、商品知識も学び直しました。

画像 森田 真由子さん(アウトレット 北陸小矢部店)

森田:今回で3年連続の出場となりました。これまで毎回、結果にかかわらず挑戦そのものを楽しめたことも、出場しようと思った理由のひとつです。CS担当として、自分の挑戦が、まわりのスタッフに「自分も挑戦してみよう」と思ってもらえるきっかけになれば、という気持ちもありました。
接客では、自分が楽しむことで、お客様にも笑顔や元気を届けられるような雰囲気づくりを大切にしています。ただ、自分だけが楽しんで終わらないよう、お客様の気持ちをしっかり捉えることも意識しています。大会に向けては、お客様が本当になりたい姿や求めている物はなんなのか、より深く考えながら接客していたと思います。

大会への挑戦を通して得た、新たな学びとつながり。

―全国大会を終えてお気持ちはいかがですか? また、大会を通して得たことを教えてください。

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竹田:大会に至るまでのプロセスそのものが、自分にとって大きな財産になりました。同じ〈GLR〉の白木さんや若松さんをはじめ、たくさんの出会いにも恵まれ、改めて人の温かさに触れ、UA社のことがもっと好きになりました。大会を振り返り、お客様の表情や気持ちの変化までしっかり見ながら、より満足していただける接客を目指したいという思いも強まりました。

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白木:6分間という限られた時間で接客する難しさは、何度出場しても感じます。ですが、大会ではUA社以外の方とも楽しく交流でき、「皆さん、本当にヒトが好きなのだな」と感じました。同じ思いを持つ仲間と過ごす時間が、「このまま自分らしく店頭に立っていていいんだ」と思える自信にもつながっています。大会や練習を通して得たものを持ち帰り、まずは自分が誰よりも楽しんで接客する姿を見せたいと思います。

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若松:まずは無事に出場できたことにホッとしました。本当に挑戦して良かったと思います。一緒に頑張る仲間と出会えたこと、そしてなにより、店舗のメンバーからの温かい応援や支えを感じられたことが、とても嬉しかったです。人とのつながりの大切さを実感し、これからもこの仕事を頑張っていこうという活力になりました。

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立花:素晴らしい接客技術を持つ出場者の方から学ぶことも多く、自信にもなりました。入社1年目に全国大会へ出場したときは、プレッシャーでなにを話したのか覚えていない程でしたが、10年経って再び同じ舞台に立ち、今回は自然体で楽しめたことに自分自身の成長を感じています。また、たくさんの方が応援に駆けつけてくださり、その声援に大きな力をもらえたことも心に残っています。
大会を通して、緊張する場面だからこそ、普段の積み重ねが表れることも学びました。これからも日々の接客を磨きながら、今回得たことを店舗のメンバーにも還元し、みんなが楽しんで接客できるようにしていきたいです。

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冨木:大会が終わった瞬間は解放されたような気持ちになったのですが、いまは「ここからはじまるんだ」と感じています。大会に向けて練習を重ねてきましたが、本当の本番は日々のお客様への接客。ここで学んだことを、これから店頭で生かしていくことがなにより大切だと思っています。また、UA社の理念である「お客様の明日を作る」を体現するために、準備を重ねることの大切さにも気づきました。そしてなにより、応援の力を実感できたことも、今回の大会で得られたことのひとつ。同じアウトレットチームの立花さん、森田さんとも出会い、一緒に頑張れたことをすごく嬉しく思っています。

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森田:正直、大会が終わった直後は毎回「今回が最後」と思うんです。でも結局また出場しているのは、それ以上に楽しく、普段とは違う経験ができるからなのだと思います。今回も自分のために時間をつくって応援してくださる方の存在も、改めてありがたく感じました。
また、大会を通して普段なら出会えない方々とつながり、自分から動いて挑戦することの大切さにも気づきました。苦手なことでも、やってみないとわからない。これからもいろいろなことに挑戦していきたいです。

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ーそしてGLR 白木 穂乃実さんは、昨年の準優勝に続き今年はFanFun賞を受賞しました。受賞してのお気持ちを教えてください。

白木:受賞できて嬉しいです! FanFun賞の“Fan”にはお客様にファンになっていただくこと、“Fun”には楽しんでいただくこと、という意味があります。今回は、わたし自身がすごく楽しみながら出場できたので、それがお客様や会場のみなさんにも伝わったのかなと思うと、自信になりました。

それぞれの強みや個性を生かして。6名が思い描く未来。

ー最後に、皆さんの今後の展望を教えてください。

画像 グリーンレーベル リラクシングからは、写真右から白木 穂乃実さん(ららぽーとEXPOCITY店)、竹田 有希さん(ららぽーと安城店)、若松 由記さん(ららぽーと海老名店)の3名が出場しました。

竹田:私はUA社で人生を終えたいので、丁寧に長く働き続けたいと思っています。その中で、携わっていきたいのが人材育成です。現在は店舗でウィメンズの責任者としてメンバーを指導するほか、新卒メンバーのグループワークでファシリテーターを務め、国家資格のキャリアコンサルタントの資格も取得しました。接客や人材育成に関わる仕事をすることが目標です。
白木:いちばんのテーマは、人に楽しさを届けること。お客様はもちろん、UA社で関わるすべての方に対しても同じです。店頭では大変なこともありますが、そんなときこそ自分が誰よりも笑顔でいることで、まわりにも前向きな気持ちを届けられたら。店舗や関西、そしてUA社全体にも笑顔を広げられる人でありたいです。
若松:本大会を通して、たくさんの方に応援していただき、人と関わること、人と人の繋がりの素晴らしさを改めて感じました。だからこそ、今度は自分が、「接客って楽しい!」と思えるメンバーを増やしていきたいです。わたしと関わることで、「ここにいて良かった」と感じてもらえるような存在になることが目標。スキルアップを続けながら、教育や人材育成にも携わっていきたいです。

画像 アウトレットからは、右から立花 航さん(幕張店)、森田 真由子さん(北陸小矢部店)、冨木 笙子さん(神戸店)の3名が出場しました。

立花:引き続き店頭で「お客様のために」というCSマインドを体現しながら、任せていただいている仕事一つひとつにこだわりを持ち、成果につなげていきたいです。将来的にはマネジメント職を目指しています。接客力を磨くことはもちろん、経験や思いをまわりのメンバーにも伝えながら、みんなでお客様に感動を届けられるような環境をつくっていきたいです。
冨木:自分の言葉に責任を持ち、これからもお客様のために働いていきたいです。そして、お客様満足は接客だけで生まれる物ではないとも感じています。いまはVMDの仕事がとても楽しくて、お客様と直接会話をしなくても、売り場を通してコーディネートを提案したり、商品を選びやすくしたりすることができる。接客で培った視点を生かしながら、いろいろな角度からお客様に満足していただけることに取り組んでいきたいです。
森田:お客様とのつながりをもっと増やしていきたいです。そして、自分に飽きないように、これからもいろいろなことに挑戦していきたい。苦手なことにも取り組んで、得意なことならさらに深掘りしていく。そうやって楽しみながら挑戦する姿が、まわりの人にとって「自分もやってみよう」と思える刺激になったら嬉しいです。「あの人、楽しそうに仕事しているな」と思ってもらい、みんなの目標になれたらと思っています。

画像 UA社の応援団の皆さん

PROFILE

竹田 有希

竹田 有希

2010年入社。〈GLR〉名古屋店へ配属、その後、静岡店や名古屋タカシマヤゲートタワーモール店への異動も経験し、2023年産休を経て〈GLR〉ららぽーと安城店へ復職。現在はウィメンズの責任者に従事、2026年には国家資格のキャリアコンサルタントの資格も有し、後輩の育成にも力をいれる。

白木 穂乃実

白木 穂乃実

2022年に入社、〈GLR〉ららぽーとEXPOCITY店へ配属。1年目から毎年ロープレ大会へ出場し、2年目にららぽーとEXPOCITY 大会で3位。その後、一般社団法人日本ショッピングセンター協会主催の「 SC接客ロールプレイングコンテスト」中部支部大会で準優勝。、昨年は三井不動産商業マネジメントの「接客ロールプレイングコンテスト全国大会」にて準グランプリを受賞。今年は同大会で各デベロッパー様のオペレーション担当が選ぶFanFun賞を受賞。今期セールスマスター ブロンズにも認定。

若松 由記

若松 由記

2013年入社、ルミネ立川店へ配属。その後ららぽーと立川立飛店を経て、2022年にららぽーと海老名店へ。一般社団法人日本ショッピングセンター協会主催の「 SC接客ロールプレイングコンテスト」東京支部大会(2021年)、同 関東甲信越支部大会(2023年)にて準優勝を受賞。お客様にはれやかな気持ちと思ってもらえるように日々接客を頑張っている。

立花 航

立花 航

2013年入社。アウトレット 南大沢店へ配属。2015年に幕張店へ異動し、今年幕張店は9年目。お客様とも洋服を通して長いおつきあいを続け、日々店頭でCSマインドを体現している。現在はメンズリーターをしながら、FMDのドレス担当を兼任。

冨木 笙子

冨木 笙子

2023年入社。アウトレット 神戸三田店へ配属。その後2024年に神戸店へ異動、現在はウィメンズドレスリーダーを担当。マネキンへの着せ付けなどのVMDもこなし、エデュケーターとして後輩の育成にも力を入れている。

森田 真由子

森田 真由子

2019年入社。アウトレット 北陸小矢部店へ配属。3年連続ロープレ大会へ出場し、三井不動産商業マネジメントの「接客ロールプレイングコンテスト全国大会」 への参加は昨年に続く2回目。現在はウィメンズリーダーを担当し、何事にも積極的に挑戦していく姿勢で、笑いの絶えない接客し、日々お客様を癒している。

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