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今年の最強開運日! 7月29日にはポジティブな行動を。

ウツワ

2024.07.18

今年の最強開運日! 7月29日にはポジティブな行動を。

日本には古くから暮らしの隅々に宿る、運を開くための開運日があります。結婚や引っ越しなど、大切なイベントや人生の一大事は、やはり縁起のいい日に取り組みたいもの。2024年の縁起の良い開運日は1月1日、3月15日、そしてなかでも最強開運日と言われているのが7月29日。吉日が重なる開運日には、何かを始めたり、勝負をかけることが吉とされています。慌ただしい日々の中で開運日をほんの少しでも意識することは、1年をすこやかに過ごせる秘訣ではないでしょうか。

text:Tokiko Nitta
illustration:Yuko Saeki
edit:Shoko Matsumoto

開運日にもいろいろな種類があります

そもそも開運日ってなに? という人のために、ここでは代表的な開運日をご紹介します。暦による吉日は、月ごとに変わっていきます。中でも以下の4つは、その日に見合った行動をすることで運が開くと言われる日。それぞれの特徴をお伝えします。

【天赦日】
「天が万物の罪を赦(ゆる)す」と言われる、何事においてもお日柄の良い日。日本の暦で年に数回しかなく、最も素晴らしい吉日とされています。特に、入籍や結婚式など、人と人との縁を結ぶことで幸せが長く続くという貴重な日。仕事にまつわることでは、独立、開業、新店オープン、転職など。スキルアップのための勉強や新しい習い事のスタートにもおすすめ。お金にまつわることでは、宝くじや財布の購入も最良です。

【一粒万倍日】
「一粒のもみを撒けば万倍にも実り、立派な稲穂になる」と言われ、わずかなものでも飛躍的に増えるとされています。小さな行動が万倍の成果につながる吉日なので、何かを始めたり、物を新調するのにおすすめ。特に、独立や開業、財布や宝くじの購入、銀行開設など、お金にまつわる行動が最高。決断したことに対して邪魔が入ることなく、物事がスムーズに運ぶとされます。とはいえ、苦労も増加する日なので、借金はNG。人の悪口も拡大しがちなので、言葉選びに気をつけましょう。

【大安】
1年を通して6日に1回まわってくるのが大安。何をするにも良い「大いに安し」という吉日で、冠婚葬祭の日取りを決めるのに昔から欠かせない存在です。やってはいけないことや凶とされる時間帯がないので、結婚式や披露宴など長時間かけて取り組む行事にはうってつけ。ただし、全てが大吉ということではなく、害がない日と捉えるのがベター。子供のお宮参りや七五三、大きな買い物の納品日にもおすすめ。

【母倉日】
「母が子供を育てるのと同様に、天が人を慈しむ」とされる吉兆の日。万事が生じ、繁栄する日とされ、さまざまな慶事を行うのにおすすめです。また、結婚に関することは大大吉。結婚は母になるための準備、家の新築は新しい家庭で子供を育てるためのものとして、昔から母倉日に行うと縁起がいいとされてきました。家に関することも吉なので、リフォームや不動産購入にもおすすめ。多い月では一ヶ月に10回訪れるので、他の吉日と重なる日をチェックしましょう。

開運日が4つ重なるとどうなるの?

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2024年7月29日は天赦日・一粒万倍日・大安・母倉日が重なる、今年一番の開運日です。自分への種まきが福を呼び、いずれ大きな実りになって返ってくるとされています。投資や新しい挑戦は、ゆくゆくは大きな成果が得られそう。毎日使う財布を新調するなら、2024年では7月29日と12月26日が吉。買い替えても使い始めの日でも、お金が入ってくる・財を得る器として育つとされています。滅多に巡ってこない開運日なので、ぜひ開運行動に取り組みたいところ。

あの人はどうしてる? 開運日にしていること

芸人・刺繍作家
上田歩武さん

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大阪NSCに23期生として入学し、コンビやソロでの活動を経て上京。2015年に「グッドウォーキン」結成。2017年より刺繍を始め、オリジナルプロダクト『goodwalkin』を手がける。著書に『ひまつぶ刺繍』(オークラ出版)。Instagram@uedaayumu

ショーレースで優勝した芸人さんを刺繍する

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お笑いの賞レースがある日は、キャップなどにその日のチャンピオンを刺繍します。 “感動をありがとう”の気持ちと、“僕も頑張ろう”の気持ちで、普段より針に力が入る気がします。チャンピオンの勢いや、良い気運に乗っかれそうな気がしますしね。それから毎年正月には、その年の干支を “今年もよろしくお願いします”の気持ちで刺繍します。 数年前、縁結びのご利益があると言われる神社で買った「縁結びの糸」でキャップ刺繍したのですが、それを購入してくれた方が、後日パートナーができたそう。だからまたその糸を使って作ってみたいと思っているのですが、それを言っちゃうと効果が無くなりそうなので、誰にも言わずにしれっと作るかもしれません。
MOON COFFEE SALON店主
高橋美賀さん

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新宿御苑の森の近くで月の満ち欠けに合わせてひっそり喫茶営業。窓から月を眺めながらあまやかし時間を過ごせる。喫茶の開運フードはカフェオレとプリン。三日月のロゴをポイントにしたオリジナル物販通販も。Instagram@micatakahashi

神在月は出雲大社を参拝する

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開運日に心がけているのは、大好物を食べること。中でもお寿司を食べに行くことが多いですね(お寿司ってなんだか縁起が良い気がして)。好きな場所に行ったり、好きなことをするように心がけています。これまでがむしゃらに頑張ってきた自分にお祝いしている気分になるので。ちなみに、神在祭に出雲大社へ参拝に行くと、いつも人生の岐路のような出来事があります。東京に戻った直後、ずっと作りたかったお香のブランドの方と意気投合して、あっという間にオリジナルのお香が作れて幸せでした。逆に、"お試し"のような出来事も。引っかけ問題のように"受けるか? 断るか?"と、本音を問われる出来事もあります。結果、断りましたが、引き受けていたら心身が枯渇して大変な日々だったでしょう。今思うと人生の別れ道のような出来事で、潜在意識に目醒めた時間でした。
フラワースタイリスト・アトリエ皓オーナー
平井かずみさん

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草花が身近に感じられるような日常の花を提案。東京・恵比寿のアトリエ「皓siroi」を拠点に、花の教室を開く。全国でワークショップも開催。さまざまなアーティストとコラボレーションした展示を企画開催。instagram@hiraikazumi

吉日に季節の花を生ける

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吉日に花を生けることは、厄払いにつながっていると思っています。良いことがある時は、同時に悪いこともやってくるので。そこから身を守るために、花に助けてもらっています。梅雨時は紫陽花を飾るのですが、これは、紫陽花が植物の中でも特に光を放っていると言われるから。人の心から放たれる光に似ているため、悪霊が紫陽花に引き寄せられ、人を守るそう。地方によっては紫陽花を花守りとして玄関の軒先に吊るします。お正月のしつらえも然り。「松」は神を待つ、「南天」は難を転じて福と成すなど、日本の節目には開運となる植物が必ず登場するんです。7月の七夕は笹と短冊、8月中旬からは秋の七草、中秋の名月にはススキというように、暮らしの開運や魔除けの意味が込められている植物。いつの時代も私たちに優しく寄り添い、身を守ってくれる存在ですね。

自己成長に役立つアクションとして

昔から人々の暮らしの身近にあった開運日。現代でも多くの人が意識的にライフスタイルに取り入れ、日々の縁起担ぎに活用しています。若い世代も「一粒万倍日」を意識している人が驚くほど多く、昨今、吉日の存在はますます幅広い層に浸透していると考えられます。ときに自分の気持ちを鼓舞したり、労わってあげたり、感謝することに繋がる吉日。これは、自分の今いる状況を振り返るのにも役立ちます。とはいえ、せっかくの吉日も行動を起こさないと活かせないもの。パワフルなエネルギーを受け取って、ぜひ自分にとってのより良い未来のために活用してください。

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