ウツワ
2024.12.25
「ユナイテッドアローズ」が町を全面プロデュース、茨城県・境町の魅力とは。
都心からのアクセスもよく、古くは水運による文化交流の場としても栄えた河岸の町・茨城県境町。近年、最先端の技術を取り入れた事業や、スポーツ施設などが盛んで、高齢者から子育て世代まで、また移住者にも快適に暮らせる町として注目されています。また「ユナイテッドアローズ」とコラボレーションし、生活文化をさらに豊かにするべく尽力されています。境町の魅力や「ユナイテッドアローズ」との取り組みについてなどを、境町長、橋本正裕さんの言葉を交えてお伝えします。
Photo:Go Tanabe , Taro Oota
Edit & Text:Shoko Matsumoto
自然豊かな環境と首都圏への利便性を兼ね備えた町
隈研吾氏がデザインした町のシンボル的「さかい河岸レストラン茶蔵」
未来の子どもたちのための快適な環境づくり
世界レベルのスポーツ選手が育つ町に
東京2020オリンピック競技大会のBMXフリースタイル競技で使用されたパークコース
「ユナイテッドアローズ」とのタッグで境町の魅力を発信
〈ユナイテッドアローズ〉が町の応援団として境町をプロデュース
境町出身で在住の現代アーティスト、内海聖史氏のアートをカバーデザインに使用し、「買う、食べる」「体験する」「暮らす」の3カテゴリーで境町の魅力を紹介した広報誌『SAKAIMACHI GUIDE』を制作。境町に訪れる人はもちろん、町内の方々にとっても未知のおもしろさを伝えられるような内容になっています。
隈研吾建築都市設計事務所とコラボレーションした移動式の『ユナイテッドアローズ スタンド』を制作。道の駅さかいでの設置からスタートし、順次〈ユナイテッドアローズ〉の全国の店舗や、全国行脚することも視野に入れています。
『ユナイテッドアローズ スタンド』では、日本に100頭しかいない希少な境町産の梅山豚を使用した「梅山豚プロシュートサンドイッチ」や境町の銘茶であるさしま茶を使用した「さしま茶玉露クラフトコーラ」などのフードやドリンクも展開。内海聖史氏のアートをコラージュして制作したファーマーズバッグやロングスリーブTシャツなどのオリジナルグッズも見逃せません。
〈ユナイテッドアローズ〉が国内外からクラフトビールや日本酒を中心にセレクトし販売をおこなっている〈UNITED ARROWS BOTTLE SHOP〉が、境町の地元ブルワリー〈さかい河岸ブルワリー〉、老舗酒蔵〈萩原酒造〉とコラボレーション。境町の特産品を使用したスペシャル酒が誕生しました。ふるさと納税返礼品のほか、『ユナイテッドアローズ スタンド』でも販売。
〈ユナイテッドアローズ〉が境町の町立小学校5校、中学校2校の体操着をデザイン。橋本町長は、今回のプロジェクトの一番の願いだったと言います。「値段も張るし、長く着るものなのに、既存のジャージはおしゃれじゃない。ジャージのままでも外出できるような、そして卒業後にも着たいと思えるようなジャージを作りたいという思いが叶いました」
東京駅から境町まで直通運行する高速バス(写真上)。そして境町の町内を走る自動運転バス(写真下)に、〈ユナイテッドアローズ〉オリジナルデザインが登場。境町をイメージしたブルーと、〈ユナイテッドアローズ〉のオレンジをグラデーションしたデザインになっています。
『境町の軽井沢保養所』
ほかにも、境町が町民用の保養施設として所有する軽井沢の別荘を、〈ユナイテッドアローズ〉が監修。外装や内装のデザインをプロデュースしています。町民の宿泊のほか、今後は公立学校の林間学校、英語合宿などにも活用していく予定です。
町の魅力を伝える新しい取り組みとしての可能性
INFORMATION
PROFILE
橋本 正裕
茨城県境町 町長
1975年(昭和50年)12月20日生まれ 茨城県猿島郡境町出身。平成15年 27歳で境町議会議員 初当選。平成26年 第16代境町長に当選し、その後も新しい境町を創造するべく活動中。
https://www.town.ibaraki-sakai.lg.jp