
ウツワ
2020.04.27 MON.
#stayhomeの今だからこそ充実させたい、
“おうち時間”を心地よく過ごす6のヒント。
いつもよりも自宅で過ごすことが増えている今、少しでも快適におうち時間を過ごそうと工夫している人も多いのではないでしょうか。そこで、いつもの生活をよりポジティブに、且つリモートワークを快適にしてくれる6つのヒントをご紹介します。また、ビューティライターのAYANAさんが提案する香りにまつわるアイデアもあわせてチェックを。おうち時間を充実させることは、暮らしを豊かにすることにもつながります。ぜひ、これを参考におうち時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Photo:Yuco Nakamura
Text:Rie Maetani
MORNING
上質なプロダクトを取り入れて、気持ちよく目覚める。
何かとせわしなくなりがちな朝は、時間を上手に使いたいもの。目覚めのいい朝も、そうでない朝も、朝のルーティーンにスペシャルなアイテムをひとつ取り入れてみるだけで、より一層楽しみな時間になります。例えば、朝の洗顔にお気に入りの香りを纏った洗顔石鹸や極上の肌触りのタオルを取り入れてみたり、少し億劫な歯磨きタイムが楽しみになるようなデザインにも質にもこだわった歯磨き粉に変えてみたり…。こんなちょっとした贅沢が、もやもやした朝の気分を刷新してくれます。
「出勤がないと、前日はつい夜更かししてしまうことも…。そんな翌日の朝にはミントやローズマリー、レモン、グレープフルーツなど、脳が覚醒して眠気をさましてくれるような香りが、すっきりとした気分にスイッチしてくれます。ソープやクリーム類、ロールオンのアロマオイルなど、好みのアイテムでぜひ取り入れてみて」
お気に入りの植物を愛でることで、心を癒す。
散歩がてら外出したい気持ちも今はおあずけ。こんな時期だからこそトライしたいのがインドアグリーン。家の中に観葉植物や生花を飾ることで、インテリアの印象が華やかになるだけでなく、気分と空気を浄化してくれ、部屋全体を穏やかなムードで包んでくれます。最近では、フラワーショップに足を運ばずとも自宅まで花を届けてくれるサービスもあるので、ぜひ試してみて。また、茎の最下部を水中で切る“水切り”を毎日してあげると、長持ちするのでおすすめです。愛情をかけて植物を愛でることで、自分自身も自然と癒されるはず。
「手に入れやすいユーカリは、殺菌作用やリフレッシュ効果で空気の浄化に役立つとされていますが、生の植物ではなくディフューザーやルームフレグランスを活用するのも◎。例えば、エレガントすぎないフレッシュフローラルの香りは、心を和ませてくれるので、心地よい空間作りにぴったりです」
AFTERNOON
お気に入りの茶葉で、ブレイクタイムを贅沢に楽しむ。
オンオフがつけづらいリモートワークは、適度に休憩を挟んでリフレッシュすることが大切です。せっかく家にいるのだから、お気に入りのティーカップや茶器をセッティングして、気分に合わせて好きな香りの茶葉を選び、丁寧にお茶を入れて、ホッと一息つく。仕事の合間にティータイムを楽しめるのも、おうち時間の特権です。香りを味方に潤いをチャージすることで、仕事の効率もアップさせてくれそう!
「気持ちを落ち着かせたい時にはカモミール、眠気を払いたい時や煮詰まった時には、清涼感の強いスペアミントがおすすめ。もう少し喝を入れて頑張りたい気分の時には、スパイスティーはいかが。スリランカのアーユルヴェーダの理論に基づいてハーブやスパイスが配合された、サマハンというブレンドティーは、デスクワークで凝った体や冷えた体があたたまってエンジンがかかるので、試してみて」
リモートワークの合間も、こだわりのコスメで自分磨き。
一日中家にいると気になるのが肌の乾燥。こまめなビューティケアを習慣にすることは自分磨きのチャンスです。ハンドクリームやネイルオイルなどは香りにひもづいているコスメが多く、好きな香りのアイテムをデスクのそばにスタンバイしておけば自然と手も伸びやすくなります。仕事の合間にはサッとケアすることで、香りの作用が気分転換にもなるので一石二鳥です。
「乾燥ケアはこまめにしたくなるように自分の好きな香りを選ぶのがポイント。フェイスパックのようなシートマスクは、仕事中でもながら作業ができるので便利です。特に忘れがちなパーツは意外にも唇。リップバームや美容成分配合のグロスで常に潤いをケア。ノーメイクで過ごす時でも、発色のあるグロスやバームをのせるだけで少し気分が上がるので、ぜひ試してみて」
EVENING
ワードローブやインテリアを整える。
家にいる時間が長い今こそ、「お気に入りのシューズを磨く」「冬物のコートを丁寧にブラッシングする」「いつもより念入りにアイロンをかける」「部屋の飾りや配置を変えてみる」など、普段つい後まわしにしてしまいがちなワードローブやインテリアのケアを。“身につけているものは人となりを表す”と言うように、住環境を整えることやワードローブをいたわるほど、自分自身が魅力的に輝くきっかけになります。
「洋服や部屋の中のクッションやソファー、ベッドカバーなどのファブリックには匂いがうつりやすく、空間全体にも匂いが充満しがちなので、ぜひ対策を。ティーツリーやタイム、ユーカリなどは空気を清々しくクリアにしてくれるので、エアフレッシュナーやルームフレグランス、ファブリック用のスプレーなどを常備しておくと便利です」
NIGHT
アロマ&キャンドルでリラックスする時間を設ける。
ベッドに入る前の時間は、アロマディフューザーやキャンドル、バスタイムの入浴剤やボディケアのアイテムを活躍させて心と身体をリラックスムードにチェンジさせましょう。心地よい香りを嗅ぐことで気持ちもオンモードからオフへとスイッチしやすくなります。ゆっくりと体が休まる、くつろげる環境作りが、明日へのポジティブな思考とエナジーチャージの源になります。
「睡眠前におすすめの香りは、ラベンダー。入眠がスムーズになったり、日中の緊張やストレスによって浅くなりがちな呼吸を深い呼吸へとサポートしてくれます。また、寝る時は安心できる環境で嗅ぐと素の自分に戻れるような好みの香りをそばに置いておくのも効果的です。特に精油は、メンタルの調子で香りの印象が変わるので、自分の心身の状態とリンクする香りにアンテナを巡らせることも大切です。これを機に、自分の“推しの”香りをぜひ探してみて」
INFORMATION
PROFILE

AYANA
ビューティライターとして、コラムやエッセイの執筆やブランドカタログなどを手掛ける。また、化粧品開発の経験を生かし、アートやウェルネスの観点からも美容を分析。コスメティックブランド OSAJIのメイクアップコレクションのディレクターも務めている。