国内外5名の工芸作家によるグループ展を開催 -TABAYA United Arrows-
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2025.07.25

TABAYA United Arrowsでは、「Where hands meet crafts -時を紡ぐ夏-」と題し、GALLERY ESCAPERSのキュレーションによる工芸作家5名のグループ展を開催いたします。
作家たちは、木工、竹、レザーといった自然素材を手に、それぞれの土地や文化や背景を越えて、手仕事を通して時間を紡ぎ出しています。素材が持つ歴史や表情に、伝統的な技と現代的なアプローチを巧みに融合しながら、制作に注がれた膨大な時間や作り手の息遣いまでもが感じられる作品たち。そこには確かに、“新たな命”が吹き込まれ、ほかにはない世界が形作られています。
伝統と現代の狭間で輝く素材の魅力、織りなされる質感、作家たちの豊かな感性が交差する本展で、ぜひ時が語る物語に触れてみてください。
【Where hands meet crafts -時を紡ぐ夏- curated by GALLERY ESCAPERS】
日程:2025年8月1日(金)~8月25日(月)
場所:TABAYA United Arrows 1F GALLERY
◆作家・作品紹介
作家たちは、木工、竹、レザーといった自然素材を手に、それぞれの土地や文化や背景を越えて、手仕事を通して時間を紡ぎ出しています。素材が持つ歴史や表情に、伝統的な技と現代的なアプローチを巧みに融合しながら、制作に注がれた膨大な時間や作り手の息遣いまでもが感じられる作品たち。そこには確かに、“新たな命”が吹き込まれ、ほかにはない世界が形作られています。
伝統と現代の狭間で輝く素材の魅力、織りなされる質感、作家たちの豊かな感性が交差する本展で、ぜひ時が語る物語に触れてみてください。
【Where hands meet crafts -時を紡ぐ夏- curated by GALLERY ESCAPERS】
日程:2025年8月1日(金)~8月25日(月)
場所:TABAYA United Arrows 1F GALLERY
◆作家・作品紹介

Kim Junsu 革作家
Instagram: @junsumartino
「革は命そのもの。その絶えた命に新たな命を吹き込みたい」。そう語るキム・ジュンスさんの作品に使用されている革は、日光でなめし、表面を丁寧に磨いたベジタブルタンニンレザー。端材の革を思い描く様々な長さや幅に細断し、それを陶芸の「手びねり」のようにひとつひとつ積み重ねていく技法によって作られています。一見、木工のようにも見えるキム・ジュンスさんの作品は、よく見ると革が年輪のように積み重ねられています。
Instagram: @junsumartino
「革は命そのもの。その絶えた命に新たな命を吹き込みたい」。そう語るキム・ジュンスさんの作品に使用されている革は、日光でなめし、表面を丁寧に磨いたベジタブルタンニンレザー。端材の革を思い描く様々な長さや幅に細断し、それを陶芸の「手びねり」のようにひとつひとつ積み重ねていく技法によって作られています。一見、木工のようにも見えるキム・ジュンスさんの作品は、よく見ると革が年輪のように積み重ねられています。

・Kim Minwook 木工作家
Instagram: @qi_minu
キム・ミンウクさんの作品には生木が使用されています。通常、木工作品は木を乾燥させてから形作ることが多く、水分を含む生木を使うことは乾燥とともに変形していくことを意味します。キム・ミンウクさんは、そのプロセスそのものを作品の表情として捉え、削り出しと乾燥を繰り返しながら形を作り上げていきます。木そのものの特性を生かしつつ、丁寧に削り上げられたその薄さに作品の真骨頂が表れています。
Instagram: @qi_minu
キム・ミンウクさんの作品には生木が使用されています。通常、木工作品は木を乾燥させてから形作ることが多く、水分を含む生木を使うことは乾燥とともに変形していくことを意味します。キム・ミンウクさんは、そのプロセスそのものを作品の表情として捉え、削り出しと乾燥を繰り返しながら形を作り上げていきます。木そのものの特性を生かしつつ、丁寧に削り上げられたその薄さに作品の真骨頂が表れています。

・Park Honggu 木工作家
Instagram: @park_honggu
パク・ホングさんの代表的な手法である「炭化(carbonization)」は、木材の表面を炎で炙り、黒く焦げた質感と木本来の肌のコントラストを際立たせるもの。燃やすという行為を通じて、木に新たな呼吸を与えるような独特な存在感を生み出しています。また、削り出しや研磨によって生まれる滑らかな曲線、節や割れをそのまま生かした造形は、いずれも木の個性を尊重しながら、感情に寄り添うような佇まいです。
Instagram: @park_honggu
パク・ホングさんの代表的な手法である「炭化(carbonization)」は、木材の表面を炎で炙り、黒く焦げた質感と木本来の肌のコントラストを際立たせるもの。燃やすという行為を通じて、木に新たな呼吸を与えるような独特な存在感を生み出しています。また、削り出しや研磨によって生まれる滑らかな曲線、節や割れをそのまま生かした造形は、いずれも木の個性を尊重しながら、感情に寄り添うような佇まいです。

・Shizu Designs 石工作家
Instagram: @shizudesigns
シズ・オキノとカレン・オキノ・ブッツバッハにより設立されたカリフォルニアの母娘ユニット。「Wrapped Rock」(写真左)は、日本の伝統的な篭編み技術を使い、カリフォルニアやオレゴンの海岸で採集した石に一つひとつ手作業で籐を編み込み、独自の存在感を放つ作品へと昇華させています。「Wrapped Rock 留め石」(写真右)は、日本の伝統的な石標の概念に着想を得た作品。その実用性を芸術的に再解釈しています。
Instagram: @shizudesigns
シズ・オキノとカレン・オキノ・ブッツバッハにより設立されたカリフォルニアの母娘ユニット。「Wrapped Rock」(写真左)は、日本の伝統的な篭編み技術を使い、カリフォルニアやオレゴンの海岸で採集した石に一つひとつ手作業で籐を編み込み、独自の存在感を放つ作品へと昇華させています。「Wrapped Rock 留め石」(写真右)は、日本の伝統的な石標の概念に着想を得た作品。その実用性を芸術的に再解釈しています。

・安部 仁美 竹工芸作家 ※作品は8/15(金)から展示販売開始
Instagram: @a__hitomi
大分県日出町のアトリエにて制作活動を行っている安部さん。伝統的な竹工芸の技法に安部さんのモダンな感性が混ざり、実際に使うことのできるアートピースを作り出しています。このイベントでは、箸置きを依頼されたことをきっかけに生まれたという「竹と石のオブジェクト」(写真左、中)や、切りっぱなしの竹のフリンジを大胆に施したバッグ(写真右)、小筥などを揃えます。
Instagram: @a__hitomi
大分県日出町のアトリエにて制作活動を行っている安部さん。伝統的な竹工芸の技法に安部さんのモダンな感性が混ざり、実際に使うことのできるアートピースを作り出しています。このイベントでは、箸置きを依頼されたことをきっかけに生まれたという「竹と石のオブジェクト」(写真左、中)や、切りっぱなしの竹のフリンジを大胆に施したバッグ(写真右)、小筥などを揃えます。
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