リクルートスーツとビジネススーツの違いとは?仕事でも活用できる就活スーツの選び方を解説

リクルートスーツとビジネススーツの違いとは?仕事でも活用できる就活スーツの選び方を解説


リクルートスーツとビジネススーツの違いや、リクルートスーツの着用シーン、会社に入社して社会人となった後でも着られるリクルートスーツ選びについて解説いたします。学生が就職活動の際に着用するリクルートスーツ。しかしそれが一般的なビジネススーツとどのように違うのかを説明できるでしょうか?

INDEX

リクルートスーツの定義とは?

黒のスーツ
リクルートスーツという名前は世の中で広く良く使われているものの、実はそれ自体に何か明確なスーツの形やディテールがあるわけではありません。一般的には学生が就職活動のときに着用するスーツがリクルートスーツと呼ばれ、無地の黒か濃紺のシンプルで装飾性のないデザインが特徴となります。
また、この呼び名自体も和製英語で、実は国外においてはリクルートスーツという呼び方をするスーツはありません。さらにブラックカラーのスーツについても、海外のビジネスシーンでは着用されず、フォーマルな場やお葬式において着用されることが一般的となります。

一般的なビジネススーツとの違い

ストライプ柄のスーツを着た男性
上の写真のような一般的なビジネススーツが、ストライプ柄やチェック柄などのバリエーションがあるのに対して、リクルートスーツは無地が基本で、色も黒や濃紺となります。そしてビジネススーツではダブルブレストや光沢の強い生地のものなども許容されますが、リクルートスーツはシングルブレストとなり、生地も光沢が抑えられたものに。お洒落の要素は排除され、あくまで控え目に誠実さを感じさせるようなデザインが前提となります。

リクルートスーツはどんなときに着る?

黒のスーツを着た男性
リクルートスーツを着用するシーンは、主に学生の就職活動の場に限られます。面接はもちろん、会社説明会やインターンシップなど、就職活動に関するあらゆるシーンにおいて着用が可能です。また、入社後のまだ新入社員として働いている時期は、引き続きリクルートスーツを着用することができます。

社会人になっても着られるリクルートスーツの選び方

ネイビーのスーツを着た男性
ここまで、リクルートスーツとビジネススーツの違いを説明してきましたが、就職活動だけのためにリクルートスーツを購入するのは少しもったいなく感じる方も多いのではないでしょうか?どうせ購入するなら、できれば社会人になった後や冠婚葬祭でも引き続き着用できるような一着が欲しいもの。もしそのようなスーツを求めるならば、“リクルートスーツのように見えるビジネススーツ”を購入するのも一つの手なのです!
黒のスーツを着た男性
具体的に言うならば、

①無地
②色は黒か濃紺
③シングルブレステッド
④光沢が強すぎないウール生地
⑤オーバーサイズでない身体に沿ったシルエット

これら5つのポイントを満たすような、装飾性が排除された正統派でベーシックな仕立てや生地のスーツを選ぶことが大切です。特に④のウール生地というのは重要なポイント。ウール100%の生地で仕立てられたスーツは上質な印象となり、ビジネスシーンに相応しい品格のある装いを実現してくれます。

リクルートスーツの基本的な着こなし

シャツ

白のシャツ
最後にしっかり押さえておきたいリクルートスーツの基本的な着こなしをご紹介。リクルートスーツの着こなしは実は非常に簡単!そのポイントは“控えめに誠実な着こなし”を心掛けること!そのために、悪目立ちするような着飾る要素を押さえ、シンプルなアイテムで揃えましょう。例えばシャツについても、レギュラーカラーやセミワイドカラーの無地ブロード生地の白シャツがベスト。スポーティーな印象になるボタンダウンシャツはできるだけ避けましょう。

ネクタイ

グレー地のストライプ柄のネクタイ
ネイビー地のストライプ柄のネクタイ
ネクタイのおすすめはなんといってもフレッシュさをアピールできるストライプ柄。ビビッドな配色のものは避け、ストライプの幅も広すぎない落ち着いた印象のネクタイを選びましょう。ブラックのスーツならグレー系のネクタイが、濃紺のスーツならネイビー系のネクタイが好相性となります。

革靴とレザーベルト
靴選びは実はかなり間違えやすいポイント。革靴ならなんでもよいというわけではなく、ローファーのようなカジュアルなデザインの靴はリクルートスーツに合わせるにはNGとなります。フォーマル靴の代表格であり、冠婚葬祭にも使えるストレートチップや、プレーントゥの黒靴が最適と言えるでしょう。また、ベルトも靴と合わせて黒のレザーで揃えるとよりきちんと感のある装いとなります。

バッグ

ビジネスブリーフバッグ
最後に鞄ですが、最近ではリュックを背負って通勤するビジネスマンも増えていることから、ついリクルートスーツにも持ち運びの楽なリュックやトートバッグを使いたくなってしまうもの。ですが、就職活動のようなフォーマルな装いが求められるシーンにおいては、やはりビジネスブリーフバッグが最適。素材はレザーに限らずナイロンのものでも問題ありませんが、その際はレザーとナイロンがコンビになっているような、ドレッシーな印象のものがおすすめです。

就職活動では正しい着こなしで好印象を!

就職活動における装いの基本は、清潔感と信頼感。そのためには、リクルートスーツを正しく着こなして、控えめでありながらきちんとした人柄をアピールすることが大切です。また、せっかくリクルートスーツを買うなら、社会人になっても着られるようなブラックやネイビーの無地ダークスーツを買うのもおすすめ!こちらで紹介した内容を参考に、正しい着こなしと就職後も長く使えるスーツ選びをぜひ楽しんでください。
橋本慎司

橋本慎司

フリーエディター

1989年生まれ、沖縄県出身。ドレスファッション雑誌『MEN’S EX』の編集部を経たのちフリーランスとして独立。ビジネススーツやオン・オフのジャケットスタイルなどを紹介する誌面やWEB記事を手がける。1950〜60年代米国のアイビーファッションを好み、学生時代よりスーツをビスポークオーダーし愛用する。

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