韓国伝統工芸作家7名の作品展示販売会「UNITED in WHITE」開催。 TABAYA United Arrows
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2025.04.07

同店最初のイベントは、伝統的な和文化の形成に大きな影響を与えたアジア諸国への敬意をもとに、韓国の伝統工芸作家7名の作品を展示販売いたします。新しいはじまりであり、無限の可能性を連想する「白」をテーマに、互いに影響を与え合い、発展し続ける日本と韓国工芸の可能性を表しています。
【UNITED in WHITE】
日程:2025年4月25日(金)~5月26日(月)
場所:TABAYA United Arrows 1F GALLERY
◆作家・作品紹介

韓国 ソウル出身
韓国の伝統的な縫製技術をもとに、現代的な美学を取り入れたファブリック作品を手がけている。代表作である「簾」は、空間を分けたり繋げたりしながら、自然な動きで独特のリズムを加える作品で、シンプルな形状にも関わらず、大きな存在感を放ちます。今回の展示では、TABAYAブルーの石を使用した別注作品をご用意しています。
Instagram: limn.seoul

1981年、日本 島根県出身
韓国伝統紙(韓紙)に似た質感の「HANJI」シリーズの白磁。韓紙がもつ端雅で高級な質感を温かみのある土で作り上げます。土を薄く叩いて密度を高めることで強度を増し、手の圧力や焼成温度などの影響により生まれる偶然の線が独特の表情を生み出しています。伝統的な美に遊び心のあるアイデアを加えた作品をぜひご覧ください。
Instagram: parksongkuk

1976年、韓国 大田出身
「使うための工芸」にこだわった朝鮮白磁の美しさが感じられる作品。慶尚南道山清の土を採取し、雪のように白い自然な色合いと質感を表現しています。器は料理が盛りつけられてこそ完成するものという考えのもと、自ら料理の盛りつけを重ねながら作品を発展させている。
Instagram: haeinyo

1985年 韓国 大邱出身
純白の白磁と深みのある黒土をもとに、食器やオブジェを制作している。今回は朝鮮時代の白磁の形と素材をベースに、現代的なデザインへと再解釈した作品をご用意。百済時代の遺物を現代的に落とし込んだ「音の杯」もご紹介いたします。杯を傾けるたびに響く澄んだ音に耳を傾けてください。
Instagram: siktam_ceramics

1975年 韓国 大田出身
清らかで気品のある白磁本来の美しさを質感で表現。イ・ジョンヨン氏は現在、韓国伝統文化大学校にて、伝統陶磁文化をもとに後進の育成にも力を注いでいます。
朝鮮白磁という古典を探求し続けてきたイ・ジョンヨン氏は、密陽(ミリャン)、陜川(ハプチョン)、河東(ハドン)など、朝鮮時代から続く白土の産地を巡り、高嶺土を探し、粗い白土を混ぜ合わせて作品を完成します。今回の展示では、朝鮮時代の純白磁を代表する扁瓶、角瓶など、自然な美しさを持つオブジェや茶道具をご用意しています。
Instagram: lee_jeong_yong

1982年 韓国 大邱出身
1996年に陶芸の道に入り、2008年から3年間は日本で鯉江良二氏のもとで学びました。
2012年に慶尚北道清道郡で独立し、古い粉青や白磁に秘められた美を見つけ出して、これを現代的美感に解釈し、多様な形のオブジェに落とし込んでいます。今回は注器をテーマに、 注子、雙耳盞、高足杯などの作品をご用意します。
Instagtam:hongdoohyeon

1989年 韓国 昌原出身
韓国で生まれ、20代で日本に渡り、神戸でガラス工芸に入門。武蔵野美術大学での学びを経て、2016年から富山のガラス工房で5年間勤務。2021年より埼玉で自身の工房を運営しています。季節や天気からインスピレーションを得た色を、面と線で組み合わせて、吹きガラスの技法で仕上げる彼女の作品は、韓国の伝統的な布「ポジャギ」を思わせます。本展では、タバヤ限定の特別な作品をお届けします。
Instagram: donghee.glass