ユナイテッドアローズグリーンレーベル リラクシング

QUESTION Box

タノシイ。けれど、ムズカシイ。
悩みを人に聞くにはハズカシイ。
でも……………どうにかしたい。
そんな装いに関するアレやコレ。
QUESTION Boxにおまかせを。

Q010.

重ね着が楽しくなる秋。
羽織るだけで洒落感が
アップするアイテムを
教えてください。

Answer

素材感に表情のある
秋アウターがおすすめです。
いつものTシャツに一枚重ねるだけで
コーディネイトに
立体感が生まれ、
大人らしさが高まります。

Point.1

いつものシャツは、
ウール混をチョイス

素材を変えるだけで、ガラリと印象を変えることができる秋のアウター選び。

まずは、“羽織りもの”の主戦力となるシャツですが、コットン素材を選びがちなところ。毛羽立ちを抑え、クリアに仕上げたウール混のビエラ素材ならば、シャツ一枚でもエレガンスがアップ。

トレンドを踏まえたシルエットを選べば、羽織るだけでもサマになります。

スーツライクなクリア感を獲得できる「襟付き」

レギュラーカラーとバンドカラーの2型を用意。レギュラーカラーは、落ち着いたトーンの無地を展開。杢調のムラのある素材感と、細番手の糸ならではの光沢感で、スーツライクな表情を演出してくれます。

例えば、ダークグレー。シックな色みのなかに、水墨画のような繊細な表情を備えたこちらのシャツなら、一枚で独特なニュアンスに。

全身をブラックでまとめたワントーンコーディネイトのなかで、ビエラ素材特有の表情が、立体感を与えてくれます。滑らかさとハリが同居する美しいドレープ感も見どころ。

ゆったりしたシャツに合わせるのは、テーパードパンツ。上から下にかけて絞られていくシルエットで、現代的なムードを表現。モノトーンなので、シルエットの魅力がより強調されています。

チェック柄のバンドカラーが
モダン

羽織りにヘビロテしがちなチェックシャツも、ウール混ビエラ素材にすると新鮮さがアップ。光沢ある素材感にバンドカラー特有のすっきりした印象が加わり、一枚だけでもアクセントとなりえます。

チェック柄自体も細かで、主張しすぎない点も使い勝手の良さにつながるでしょう。ショルダーがドロップしすぎていないため、ジャストサイズを選んでもだらしなく見えない、大人のチョイスとなります。

ブルー系チェックのこちらを、普段のようにはき慣れたインディゴデニムにオン。インナーのTシャツをグレーとすることで、くすみブルーのシャツ色とのトーンを揃えています。

また足元は、チェックを構成する色を拾ったブラウンに。細かな技を使えば、全体に統一感のある印象に。

チェック柄などの多色使いアイテムは、そこに使用されている色を、別のアイテムでリフレインすることがポイント。色やトーンを散らかさないことがお洒落に見えるコツ。

Point.2

凹凸の表情が頼れる
「アゼ編みニット」

折り目正しく見えるニットのなかでも、豊かな表情を見せてくれるのが、畝幅の広い「アゼ編み」。程よく厚みがあるこちらはシルエットを強調するのにも助かるうえに、軽やかなので着心地も抜群です。

見た目以上に使い勝手が良く、スリーシーズン楽しめる万能アイテム。カーディガンは、インナー見せが可能。スキッパーなら、襟元にヌケ感が生まれます。

畝が広いために、見た目にストライプのような立体感が生まれるのが「アゼ編み」の特徴。コットン特有の優しいムードが魅力です。

爽やかなサックスを差し色にして、色落ちしたブラックデニムとのコントラストを楽しんだコーデ。

ミルキーなトーンを拾ったグレースエードのシューズで全体を調和させています。インナーの白Tシャツが、レフ板効果を発揮して全体を明るい雰囲気に。

洒落感をアップするなら、カーディガンの色みに合わせた小物を選ぶのが肝。ここでは、薄色レンズのサングラスで色合わせの小技を光らせています。

また、アゼ編みのスキッパーポロも同じように、一点でコーデを引き立たせる効果あり。襟付きならではの上品さと、現代的なシルエットが持ち味です。

先ほどのコーディネイトから、トップスを変更しただけで、新鮮な印象に。ベージュを合わせることで、落ち着いたムードが加わります。

ゆったりしたスキッパーニットがストレートシルエットのデニムにもぴったり。トレンドを踏まえた都会的な雰囲気に。

Point.3

ジャケット代わりに機能する
二大トップス

ジャケットを着るほどかしこまる必要がなく、軽やかな着こなしで品よく見せたい。そういうシチュエーションで羽織りたい「ジャケット代わり」のアウター。

襟付き&フロントボタンを備えたこちらの2アイテムは、着慣れたカジュアルアウターながらも素材感が上品なので、ジャケットライクに着こなせます。

きっちり見せたいならサージのカバーオール、カジュアル度高めならコーデュロイのコーチジャケット。Tシャツに羽織るだけで大人見えすること間違いありません。

スーツ見え素材の
カバーオール

スーツに使用されるサージ素材を採用しておりシワにもなりにくいのが特徴で、肩幅と身幅に少しだけゆとりをもたせ、エレガンスと現代的なシルエットを両立しています。

細めのボーダーカットソーにテーパードパンツを合わせ、ワークウェア由来のカバーオールをオンすれば、たちまちフレンチシックなムードが醸せます。レストランや美術館など、少しだけ「きちんと感」が求められるシチュエーションにも有効。

ひねりの効いたレザーシューズやポーチなど、遊び心のある小物使いでコーディネイトを盛り上げます。

季節感高まる
コーデュロイジャケット

よりカジュアル見えするのが、コーデュロイを用いたコーチジャケット。

ストリートカジュアルのアイテムですが、起毛素材が醸すマイルドな表情と、季節にマッチした雰囲気で、センスよく映ることが期待されます。

ここでは、同系色のロングスリーブTシャツに重ねて、同系色のトップスを構成。ストレートなブラックデニムと合わせて、大胆なツートーンスタイルに。

Tシャツをタックインすることで、「ジャケット代わり」らしい折り目正しさを際立たせています。カジュアルなアイテムを使っても、色みと着こなしで、品よく見せられる好例といえるでしょう。

バッグやシューズをトップスと同系色のブラウン系とすることで、ツートーンを強調。スタイルに安心感が生まれます。

フロントを閉めて、シャツライクに見せるのも一手。開け閉めだけでも印象を変えることができるのも、アウターの着こなしの面白いところです。

着るものに困る季節の変わり目ですが、アウターをうまく使うことでコーディネイトにも変化がつけられます。

お好みの一着を味方につけて、初秋からの着こなしをぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。