ヒトとモノとウツワ ユナイテッドアローズが大切にしていること ヒトとモノとウツワ ユナイテッドアローズが大切にしていること

ジュニア時代から第一線で活躍し続ける、女子プロゴルファー・大里桃子選手の強さと魅力に迫る。

ヒト

2025.01.16

ジュニア時代から第一線で活躍し続ける、女子プロゴルファー・大里桃子選手の強さと魅力に迫る。

今シーズンより〈ユナイテッドアロ―ズ ゴルフ〉を着用し、全37試合へ出場することが決まっている女子プロゴルファー・大里 桃子選手。ジュニア時代から多くのスポーツやピアノに触れながら、着実にゴルフの実力を伸ばし、第一線で活躍し続け、2018年にツアー初勝利。2024年には「宮里藍 サントリーレディスオープン」で3勝目をあげた。トップアスリートとして強さを増しながらも、おしゃれをしたり、コスメを買ったり、自分のモチベーションを上げることは欠かさない。そんな彼女へのインタビューを通し、強さと魅力を紐ときます。

Photo: Yuco Nakamura
Text:Rie Watanabe

ゴルフとの出会いは8歳。きっかけは父の影響でした

― 8歳からゴルフを始められたとのことですが、きっかけを教えてください。

父がゴルフをやっていて、一緒に練習場に連れて行ってもらったことがきっかけです。始めたころは、水泳、バスケ、陸上、ピアノなどをやっていて、ゴルフに関しては、週2回くらい父に連れられて練習をしていました。

画像

― なぜゴルフでプロを目指そうと思ったのですか?

練習量が少ないながらも、14歳のときに日本ジュニアの試合の中学生の部に出場したのですが、そこで3位に入ることができました。自分のレベルは試合に出場できる程度かな、と思っていたので、上位に入れたことで、もっと頑張ってみたいと思い、ゴルフだけに絞りプロを目指すようになりました。熊本が地元なんですが、リーズナブルに利用できる練習場が近場に多く、練習環境にはとても恵まれていたと思いますし、教師をやりながらサポートしてくれた両親にも感謝しています。

2024年に掴んだ3勝目は、自分のゴルフと向き合えたとても良い時間。

― 高校を卒業後、ツアーへの参加、2018年には難関でもあるプロテストにも合格されていますが、経歴を教えてください。

高校を卒業した2017年に日本女子プロゴルフ協会(以下、JLPGA)最終プロテストに進出しましたが、その時は一打及ばず不合格となってしまいました。それでもQT(JLPGAファイナルクォリファイングトーナメント)を上位通過したことで、プロツアーに出場する権利を得ることができてプロデビューをし、プロとして活動をスタートしていました。その後もプロテストに合格したい気持ちはずっとあったので、2018年に再度トライしたJLPGA最終プロテストを3位で通過し、合格することができました。さらに、合格してから23日後に出場した「CAT Ladies」でツアー初優勝することができ、自分にとってとてもインパクトの大きい勝利となりました。その後4年間シードを連続で獲っているなかで2勝目をあげました。2023年は不調もあり、シード落ちしてしまったものの、2024年は、「宮里藍 サントリーレディスオープン」で3勝目をあげることができたので、またシードを掴むことができました。

画像

― プロテスト合格から23日後の優勝と、不調に苦しんだ時期を経て掴んだ3度目の勝利。それぞれ感想を教えてください。

1勝目はルーキー時代でもあり、とにかく攻めのゴルフをしていたなという印象です。優勝したときも「プロで優勝するってこんな感じなんだ!」という感情で、純粋に楽しみながら獲ったものでした。パターをはじめ、これまでのゴルフを改めて分析して、つらい時期を乗り越えて掴んだ2024年の3勝目は、自分のゴルフをたくさん知ることができた時間でもあり、大きな収穫となった1勝でした。

普段からお洋服を購入していたブランド。お話をいただいたときは、すごく光栄でした。

画像 勝負カラーでもあり、好きなカラーだというネイビーのトラックブルゾン。

― 今季より 〈ユナイテッドアローズ ゴルフ>〉のウエアを着用してツアーに臨まれますが、話を聞いたときにどのように思われましたか?

プロアマで活動されている選手が着用しているのを何度か見たことがあって、すごく良さそうだなと思っていたんです。もともと好きでお洋服をよく購入していたブランドでしたので、今回の話はとても光栄でした。20代後半になり、シンプルで洗練された大人の雰囲気も出したかったので、自分のイメージ像とも重なりました。

画像 伸縮性のあるピンクのポロシャツをレイヤードしてコーディネートするのも楽しみなんだそう。

― お買い物でもよくご利用してくださっているとのことですが、ショッピングはオフの日に行かれるんですか?

オフの日はコスメを見たり、洋服を見に行ったり、サウナも好きなのでよく行きますね。軽井沢や木更津、御殿場など、ゴルフ場があるエリアってアウトレットがけっこうあるので、アウトレットにある〈ユナイテッドアローズ〉はよく利用しています。ゴルフの試合って前夜祭としてパーティーがあるのですが、そこで着用するセミフォーマルなお洋服などの素敵な掘り出し物も多くとても重宝しています。

成績で評価される世界だからこそ、ウエア選びへのこだわりも強い

シンプルながら、しっかりと主張のある縦のラインがお気に入りだという一着。 シンプルながら、しっかりと主張のある縦のラインがお気に入りだという一着。
トレーニングにも重宝するフーディーは水色をセレクト。 トレーニングにも重宝するフーディーは水色をセレクト。
― 普段からゴルフウエア選びにおいて大切にしていることや、実際に〈ユナイテッドアローズ ゴルフ〉のウェアに触れてみた感想を教えてください。

まず、すごく伸縮性がある素材で実際にフィッティングしてみて、率直にプレーしやすそうという印象です。デザインや色の使い方が大人っぽいので、着用する日が今から楽しみですね。自分が今いる環境は、成績で勝ち抜く世界なので、やっぱりウェア選びでは、パフォーマンスを重視します。だけど、モチベーションを上げるにはデザインもすごく大切なので、綺麗で、おしゃれで、カッコよく着こなしたいですね。


― ゴルフ場というフィールドで、大自然のなかでプレーされる大里さんですが、ご自身で何か環境への取り組みなどされていることはありますか?

意識的にやっていることはありませんが、昔からモノを長く大切に使うようにしています。特にティーはすごく長持ちで、1回しか使用しない選手も多いなか、私の場合は折れたり、ボールがのらなくなるまで使っています(笑)。あとグローブも毎日新しものをおろす選手が多いんですが、私は1週間は同じものを使い続けていて、プロからするとすごく長く使っていると思います。

何勝するという目標は立てず、「勝てるだけ勝ちたい」と思っています。

画像

― 今描いている展望や挑戦したいことを教えてください。

優勝というのは、大きな意味を持つもの。ただ何勝したいとか決めてしまうとカチっとしてやりづらいので、「勝てるだけ勝ちたい!」っていうのは最近よく言っています。勝てそうな試合は逃したくないですね! メジャーの試合は、気持ちが強くなりますし、ゴルフ人生で獲りたいタイトルです。

―最後に、これから試合などを観るときに注目すべき、大里さんのプレースタイルの見どころや、強みをお願いします。

私はアイアンショットが得意なので、例えばピンを狙っていくショットだったり、これまで優勝した試合などを振り返ると最終ホールで勝負を決めることも多く、意識しているわけではないのですが、ゴルフの言葉でいう、“つけれるショット” というのも、今後見てもらいたい持ち味です。応援よろしくお願いします。

PROFILE

大里 桃子 (おおさと・ももこ)

大里 桃子 (おおさと・ももこ)

1998年8月10日生まれ。熊本県玉名群出身。所属は伊藤園。父親の影響で8歳のときにゴルフを始め、水泳や陸上、ピアノなどを続けながら、ゴルフでもジュニア時代から頭角を現す。2018年に2度目のプロテストで見事合格を果たし、23日後に「CAT Ladies」で初優勝を上げ、これは当時最短記録だった。その後、2021年「ほけんの窓口レディース」で2勝目、2024年に「サントリーレディスオープン」で3勝目をあげる。@chanmomo810

TAG

SHARE