リネンシャツ

Standard Book ずっと大切にしたいもの。

リネンシャツ

Linen Shirt

リネンの文化を知り、
素材の魅力を纏うシャツ。

麻は人類が繊維を得るために最初に栽培した植物の1つ。古から伝わるこの天然繊維は、原料の違いによってジュート、ラミー、ヘンプなど20以上の種類があり、質感も用途も様々。中でも亜麻(あま)科の一年草フラックスを原料とするものをリネンと呼ぶ。古代エジプト時代には神官の巻衣や王のミイラを包む聖なる布として珍重され、宝石と交換されるほど価値のあるものだった。ギリシャ、ローマ時代には上流階級に愛され、中世に庶民の生活にも取り入れられるように。ベッド・リネン、テーブル・リネンなど、ヨーロッパにおいてリネンは今でも家風や品格を象徴し、代々受け継がれる伝統として守られている。

上質なリネンの生地は滑らかでふんわりとした柔らかさが特徴。ランジェリーの語源にもなるほど繊細で肌にも優しい。吸水発散性と通気性に優れ、高い熱伝導率のため肌に触れるとヒンヤリ感じられる触感が特徴で、天然の抗菌効果を持つため、春夏の素材として最適である。最も強靭な天然繊維でもあり耐久性があるので長く使うことができる。水に強く、洗えば洗うほど繊維が柔らかくしなやかになり、よりソフトで心地よい肌触りを楽しむことができる。手入れが簡単で扱いやすいのも魅力の1つだ。
アイリッシュリネン、フレンチリネンなどヨーロッパのリネンの品質の良さに定評があるのは、亜麻の栽培に寒冷地が適していることにも起因する。ベルギーのフランダース地方で、最高峰とも称される「コルトレイクリネン」は、ワインのように気候や土壌の状態によって品質が変わるフラックスを最良の環境で栽培し、その年の最も出来の良いものを選んで作られる。同じくフランダース地方のメルベケにある「リベコ・ラガエ社」は上質なピュアリネンを展開するリーディングカンパニーとして知られている。昨今は収穫の速さやCO2の吸収率、雨と光があれば育つというサステナブルな素材としても再注目されている。

中世上流階級のリネンの下着から発展したシャツ。オリジンでもあるリネンシャツは、まさに素材の素晴らしさを味わうのにうってつけのタイムレスなアイテムではないだろうか。「コルトレイクリネン」の白のバンドカラーシャツは張りと滑らかさを併せ持ち、密な織地でありながら透け感もあるのが特徴。「リベコ・ラガエ社」のメンズシャツは軽さと清涼感のある着心地。上質な肌触りと機能性に加え、天然繊維ならではの不均一で有機的な表面感も味わい深い。洗いざらしの素朴な質感をラフに着るのもよし、きちんとアイロンをかけると光沢のある上品な表情に。経年変化で馴染んでいくからこそ、いいものを選んで長く愛用したい。

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Photograph_ Reiko Toyama
Text_ Naoko Sasaki
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