ビルケンシュトック

Standard Book ずっと大切にしたいもの。

ビルケンシュトック

Birkenstock

ウェルネスのための歴史と哲学。
ドイツが誇る老舗ブランド。

コンフォートサンダルの定番〈ビルケンシュトック〉。リラックスしたデザインは、スタイルに抜け感を出すことのできるファッション性の高さでも不動の人気を誇る。足にフィットするストレスフリーの履き心地と歩きやすさは言わずもがな。もちろん、そこには理由がある。ルーツはとても古く、創始者は1774年ドイツ・ランゲンにある教会の公文書に「臣民の靴職人」と登録されたヨハン・アダム・ビルケンシュトック。1896年に製造を始めた柔軟性のある中敷きは、1930年代に足の形状に合わせて成形、足を支える機能を持つインソールとして「フットベッド」と名付けられる。1963年に医療用サンダルとして世に出たファーストモデル「マドリッド」は今日のコンフォートシューズ分野の基礎を確立した。その後、ダブルストラップの「アリゾナ」や、クロッグタイプの「ボストン」、トングの「ラムゼス」や「ギゼ」など豊富なバリエーションを展開。一貫してドイツ国内生産にこだわり、時代や流行を超えたスタンダードを作り続けている。これらの歴史と哲学は、歩くことを通じてウェルネスを求める今の時代性にも合致している。

素材には肌への優しさを考慮したレザーやテキスタイルを使用。スエードは通気性があり、ビロードのような肌当たりと柔らかさが特徴。艶のある表革は未加工のナチュラルレザーから厚手の美しいものを厳選している。ショートパンツやデニムなどのカジュアルはもちろん、ジャケットやサマードレスなどシックなスタイルに合わせて自由なスタイリングを楽しめるのは、素材選びからこだわった作りの確かさがあってこそ。〈ユナイテッドアローズ〉では1990年代中頃から取り扱いが始まった。ハイテクスニーカーやワークブーツなどが流行していた当時、ファッションとは遠い医療サンダルの分野でも確立し、独特の個性を持つ〈ビルケンシュトック〉をファッションに取り入れるのが面白いというムードが高まっていた。当初から展開のある「アリゾナ」や「チューリッヒ」は今でも継続して人気が高い。ハイブランドやセレクトショップとのコラボや別注も多く、他にはないデザインを探す楽しみも広がっている。ソックスを合わせればオールシーズン履けるのも嬉しい。

フットベッドやソールなどパーツ交換も可能で、リペアして長く履き続けられる〈ビルケンシュトック〉は持続可能性の意味でも注目に値する。天然素材で持続可能な副産物コルク、ゴムの木の樹脂から採取される天然ラテックス、植物の繊維から作られるジュートなどの素材使い、世界で初めて製靴造業者として製造工程で水溶性、無溶剤の接着剤を取り入れるなど、サステナブルな進化も遂げている。デザインとしては「チューリッヒ」をベースに、着物の襟合わせをイメージした新作「キョウト(Kyoto)」が昨年誕生。世界の都市名を用いたネーミングには「年齢、性別、人種や国境を超えて、全ての人々の健康を」という願いが込められている。

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Photograph_ Reiko Toyama
Text_ Naoko Sasaki
Hair & make-up_ Katsuyoshi Kojima(TRON)
Model_ Simon(BE NATURAL)、YO(PUMP)
Edit & Web_ Rhino inc.